3355.2016年7月20日(水) 永六輔さんに続いて大橋巨泉さんも冥界へ

 テレビ界で初期のころから活躍し、テレビで「野球は巨人、司会は巨泉」で名を売った司会者の大橋巨泉さんが、闘病生活の末去る12日急性呼吸不全のため亡くなったことが今日発表された。多方面で活躍し抜群の存在感を示したタレントでもあった。82歳だった。巨泉さんが亡くなるほんの5日前に、1歳年長のやはりテレビ界の寵児で作詞家でもあった永六輔さんが亡くなった。永さんは「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「黒い花びら」他多くのヒット作品を書いた。放送作家としても個性的で、2人ともある意味では時代を代表する人物でもあった。巨泉さんはカナダでも有名人で、観光地で経営する「OKギフトショップ」というお土産屋さんが流行っていた。2人はお互いにライバル同士であり、同時に格別親しかった。永さんの死を巨泉さんの家族は病床に臥していた巨泉さんに知らせなかったという。残念だが、才能に溢れた2人に匹敵するような逸材は、もう当分日本のテレビ界には出現しないのではないだろうか。ご冥福をお祈りしたい。

 さて、今日駒沢大学社会人マスコミ講座も前期の最終回となった。6月後半からやや体調が勝れなかったために欠席することが多かったが、毎度有意義で考えさせる講座だった。今日は夕食会があったが、残念ながら食事療法を行っている手前、欠席せざるを得なかった。

 受講している4講座の内、3講座は今年初めてだが、今日の「体験的ジャーナリズム論」は、特に有意義だった。講師の山田克・共同通信社東京支社長が、資料もふんだんに「通信社とは何か」とのテーマについてご職業柄分かり易く解説してくれた。通信社というものについて概括的には分かっているつもりだったが、案外複雑で分かり難い。特に通信社の歴史的な背景と離合集散の経緯というのがよく分からなかった。今日の講義だけではまだ不十分ではあるが、概略は分かったような気がする。

 こういう話は中々当事者でないと分からないし、説明もできないと思う。その点で山田講師は打ってつけの人だと思う。通信社といっても日本国内だけでも今日まで「共同通信社」「時事通信社」「同盟通信社」「電報通信社(電通)」「聯合通信社」「帝国通信社」「国際通信社」「東京通信社」等々、現在の存在と解散がこんがらがってしまう。これらを多少は頭の中で整理できたのではないかと思う。

2016年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com