まったくしばらくぶりである。台風のお陰で今朝からポツポツ雨が降っていたが、昼過ぎからかなり激しい雨となった。やはり台風時の雨は普通の降雨と違って激しく力強い。
先日共著「そこが知りたい 観光・都市・環境」の校正打ち合わせを行ったが、初校原稿を推敲したので、同じく推敲を終えた北村嵩さんと一緒に交通新聞社で編集者の邑口さんと話し合って校正原稿を手渡した。いつも後から後から修正箇所がたくさん出てくる。北村さんはあまり訂正・修正がなかったようだが、私の場合は推敲を重ねるたびに修正箇所が出て編集者を煩わせる。他の人の原稿でも1~2ほど気がついた問題点も出てきた。すべての校正を終えるまで、まだ少し時間がかかるかも知れない。
さて、最高裁へ上告していた「新党大地」代表の鈴木宗男・衆議院議員が、最高裁で上告を却下され懲役2年の実刑と追徴金1,100万円が確定した。3日内に異議申し立てが出来るが、それが却下された場合、直ちに収監される。先月議員在職25年の表彰を受けたばかりだが、公職選挙法と国会法によりその議員も失職することになる。容疑は北海道開発庁長官時代の受託収賄罪、あっせん収賄罪、政治資金規正法違反、議員証言法違反である。よくもこれだけの罪を重ね犯して、「密室で検察の誘導により作られた意図的、政治的な判断」と強弁出来るものだ。この心臓の強さはとても人並みではない。この人と先日背任容疑で逮捕された浜田幸一議員周辺には、かねがねその行動に疑わしい雰囲気が漂っていた。一時的に法の手を逃れても、いずれは司直の手に落ちるものだということを天下に再確認させることになった。
それにしても、国会議員の品性の悪さにはほとほと呆れ果てるばかりである。
ところで、このほど経済協力開発機構(OECD)が発表した、GDPに占める教育機関への公的支出の割合が比較可能な主要28ヶ国中日本が最下位であることが分った。1位はアイスランドで、以下デンマーク、スウェーデンで、韓国が20位に、チリ26位、スロバキア27位である。これには私立への費用や塾などが含まれないので、教育負担の絶対額が少ないというわけではないが、教育への関心が高く、教育水準が高いと思われているわが国としては、座視出来ない数字だろう。それでも日本の私費負担割合は各国平均の17.4%に比べて33.3%と極めて高いので、それを考えればそれほど悲観すべき数字ではないかも知れない。特に、今年になって児童手当を支給したので、来年は確実に順位は上がる。
それでも、外国でどう受け取られているかと思うとあまり良い気持ちはしない。