1231.2010年9月26日(日) 国際ペン東京大会開会

 23日から国際ペン東京大会が始まっている。今日は京王プラザホテルで催される歓迎会に出かけた。まあほぼ30年ぶりの日本における開催なので当時開催に関わった人はもう少ないと思う。亡父もペン会員だったので、前回の井上靖会長時代にばたばたしていたことを思い出す。

 会場には20分前に到着したが、ホールには6時以降入ることが出来るとのことだったので、西木正明さんに挨拶して待っていたら、須藤甚一郎さんと大原雄さんに会った。僭越だが須藤さんとは少し要領と手順が悪いのではないかと話し合っていた。結局ボールルームに入ったのは、定刻より30分も過ぎて6時30分になっていた。それから会場内で待っていたが、それとなく様子を見ているとどうもスムーズではないということが見て取れる。東京大会はかつて世界蘭大会でお世話になった日本コンベンション・サービス社に丸抱えで卸されているが、手馴れたはずの担当者が一所懸命今日に備えて準備を進めてきたことをとやかくは言えない。心配していたら、7時になってやっと進行係のスピーチを機にパーティが始まった。

 冒頭の挨拶は国際ペンクラブのジョン・ラルストン・サウル会長でお世辞もあるが、これだけ盛り上がった今日のパーティと参会者の多さを高く評価してくれた。その数ざっと1,000人だろう。その後に阿刀田高・日本ペンクラブ会長の挨拶、謡とお囃子があって、堀武昭・国際担当常務理事の乾杯が続いた。堀さんは慶応の1年後輩であるが、長らく国際関係に従事していたので、外国のペンクラブに知己が多い。小中陽太郎さんの話では、堀さんは国際ペンの事務局長を目指しているようだが、反対派も多いようで中々茨の道のようだ。

 スタートは今ひとつぱっとしない感じだったが、会場の雰囲気も和んできて日本人同士、また外国人との交流をあちこちで楽しんでいる姿も見られて会場内がひとつの和になってきたようだ。 阿刀田会長、吉澤事務局長、柏木隆雄さんにも挨拶したが、柏木さんが伊能忠敬の遠縁だとは初耳である。

 私もカメラを手に知人に会っては写真を撮っていた。時間が経過するにつれ皆さん結構楽しんでいる様子だったので、これで良いのかなと思った。ただし舞台で折角謡をやるなら、立派な屏風も準備したことでもあり、和服姿の日本女性による日本舞踊を見せてもらえればなお良かったように感じた。

 個人的にも小中さんが紹介してくれたポーランドの女性、ジュワフスカ・梅田・アグニェシカさんとフランスのエスペラント会の女性、マリー・フランス・コンド・レイさんと交流することが出来た。ジュワフスカさんはワルシャワ大学日本語科助教授で日本語もお上手である。連帯のワレサ議長について尋ねたら、彼は3度も来日して今では表舞台からは退いたが、元気に活動しているとの話だった。

 国際ペンの行事に初めて参加することが出来たが、大体雰囲気が分ってきた。これからも機会があればこの種のコンベンションに参加してみたいと思う。

2010年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com