1272.2010年11月6日(土) 愉しい高校同窓会

 横浜・桜木町駅前ワシントン・ホテル内「東天紅」で、湘南高校同期生会が開かれた。同級生も71歳、72歳となり、それぞれに老境に入ったと感じられる。同級生は全員で401名だったが、今日の出席者は78名だったので約20%の出席率である。だが、判明しているだけでも60名が物故者になっている現実を考えれば、卒業後53年も経過した現在、そんなに悪い出席率ではないかも知れない。

 残念ながら高校時代から親しい轟貞雄、加藤靖典、山田勝久3君が出席しなかったのが、少々寂しい。ラグビー部の仲間だった大島泰毅くんも欠席だった。山田くんは心臓が悪いらしいし、大島くんはお母さんと奥さんの具合が悪いらしい。

 近著を贈った牧野力、吉水淑浩両君からお礼を言われたが、特に牧野くんからは内容的に良いと言ってもらったので、ほっとしている。牧野くんは通産事務次官卒業後天下りを繰り返していて、今は財団法人の会長を務めている。前の独立行政法人に比べて地味なところなので、聞いてみると時間的には余裕があるとのことだった。相変わらず健康そうなので取りあえず良かった。

 案の定今日の話題のひとつは、ノーベル化学賞を受賞された根岸英一先輩に関するもので、偶々卒壽の身でご出席された化学の雨宮先生には、在学中根岸博士があまり印象に残っていないとのお話だった。卒業後初めて会った石村(旧姓安藤)櫻さんは、遠路札幌から出席されたが、今年のノーベル賞受賞者は高校の先輩(根岸博士)と大学(北大)の先輩(鈴木章博士)であると鼻高々だった。

 さて、来週から横浜でAPEC首脳会談が開催されるので、大分厳しい警戒態勢が敷かれている。今日も桜木町駅前には山形県警から応援に駆けつけた警官がいたほどである。この会談の大きな話題のひとつがTPP加盟問題だろう。充分論議を尽くしているとも思えない。未だに政府内で対立している。

 さらに、今日になって前原誠司・前国交大臣が一旦は中止決定を下した八ッ場ダムの建設計画が、馬渕澄夫・現大臣によって振り出しに戻りそうな雲行きになってきた。馬渕大臣が地元の声を受けて、変更しかねない様相である。中止決定を先に延ばすということであるが、これまでの複雑な経緯から推して、そう簡単に朝令暮改をやらないようもう少し慎重であってもらいたい。

 どうも今の閣僚には、芯の強さや信念の固さが見られない。腰がふらついている。これだから外交ばかりか、内政まで怪しくなってきた。

2010年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com