3193.2016年2月9日(火) 安易に有名人を国政に推薦するな!

 どうも新しいPCの調子が良くない。すんなり起動しないことに頭を抱える。もちろん不慣れということが大きいと思うが、やはりこれまでのPCとは一寸違う。慣れるまでは少々苦労しそうだ。

 さて、今日夏の参議院選にヴォーカル・グループ「スピード」の今井絵理子さんが自民党から比例代表候補として立候補するとネットで知った。びっくりぽんである。今までにも有名人が立候補することはあったし、驚くような人物が出て当選したことはあった。だが、果たしてそのような人物が国政を担う国会議員として国民の期待に応えてやっていけるのかしばしば疑問に思っていた。

 今井さんにしてもその懸念が消えない。彼女が出馬を決意した大きな動機に聴覚障害を持つ一人息子の存在があるという。夫と別れ、子育ての過程で障害児を育てる苦労を知り、政治は希望だと思い明るい希望を持てる社会を作ろうと思ったと決意を述べていた。だが、彼女自身もこれまでの人生で歌しか知らなかったと語っているように、そう簡単に国会議員になって自分の思い通りに国民のために活動出来るだろうか。はっきり言って自分の力より自民党の力に頼らないと当選することは難しい。

 失礼な言い方になるが、憲法改正を目論む自民党から知名度を利用されて1議席を期待されているだけではないだろうか。

 挙げればきりがないが、これまでに芸人、スポーツ選手、タレントなど広い分野から多くの「有名人」が政党からその知名度を買われて立候補した。中にはそれなりに実績を上げた議員もいたが、もともと国政に奉仕しようとの志が強くもなく、それほど政治について深い知識があるわけでなし、単に議決権を行使しただけに終わった議員がほとんどである。

 尤も現在の国会議員でも国会内に議席を置いているだけの議員が多い。先日夫婦とも国会議員の夫が妻の妊娠を機に育児休暇を取ると話して話題を呼んだばかりだが、その夫議員が妻の出産中に不倫疑惑を持たれている不見識である。

今日も沖縄・北方担当大臣の島尻安伊子氏が管轄の歯舞(ハボマイ)諸島の島名を読めず、控えていた秘書に教えてもらうというお粗末があった。仮にも担当部門の地名である。不勉強な大臣に猛省を促すとともに、推薦する政党も軽薄に有名人を利用するような安直な手段を取らずに、政治家としての器であるかどうかしっかり見極めてほしいと思う。

2016年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com