1325.2010年12月29日(水) 事務次官会議廃止を中止

 民主党の政策実行があまり評価されず、先の国会で通過した法案成立も稀に見るほどの低率だった。ビジョンや哲学は良いとしても、政策として実行するには予算の裏付けを始め、すべてが杜撰のような気がする。

 民主党は総選挙では「脱官僚」と「政治主導」を旗印に戦い、政権に就くや各省の事務次官会議を廃止した。ところが、民主党の情けないところは、その後各省庁との対立によって思うように政権運営が出来なくなると、「政と官が車の両輪として機能しなければ政権運営は立ち行かない」といとも簡単に金看板を取り下げて、「官僚こそ政策や課題に取り組んできたプロフェッショナル」と官僚を持ち上げ、官僚との融合に舵を切り始めたことである。結局事務次官を政務三役会議へ陪席させることによって官僚の意見を聞こうと、政治主導を大幅に後退させたのである。何ともこの節操のなさには呆れるばかりである。これでは民主党を信頼出来ず、民主党の政策、政権運営には益々期待が持てなくなる。

 「歌舞伎俳優の市川海老蔵(本名・堀越孝俊)さん(33)が11月25日未明、東京都内で顔などにけがを負った事件で、海老蔵さんが28日夕、都内で会見を開き、同日起訴された杉並区、職業不詳伊藤リオン容疑者(27)と、事件時に同席していた元暴走族リーダーの両者との間で示談が成立したことを明らかにした」という海老蔵示談成立を報じる今朝の新聞記事の書き出しである。内容は写真入りで延々と書き綴られ、社会面の約1/4を占めている。単純な暴行事件なので、内容を理解するのは容易であるが、この記事は天下の朝日新聞記者が書いたものである。朝日記者なれば、超一流でマス・メディアに働くジャーナリストにとって一種憧れの存在であろう。にも拘わらず、僭越に言わせてもらえば、朝日全国版記事にしては冗長過ぎて些か幼稚な文章ではないかと思う。内容もそうだが、語順、読点、文章の切り方など全文に亘って朝日らしからぬ点が妙に気になった。

 さて、今日も昨日に引き続きパソコンの講習を受けに行った。どうしてもHPの「訪問した世界遺産」のページを修正したかったので、不明な点について教えを請いながら確認した。新しい年には、HPをもう少しリフレッシュしてご披露したいと思っている。

2010年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com