1329.2011年1月2日(日) 正月の楽しいスポーツ・イベント

 毎年正月2日は自宅で関東大学対抗箱根駅伝と、大学ラグビー選手権準決勝2試合をテレビで観ることが恒例となっている。箱根駅伝の人気は日本テレビの全国放映になって以来うなぎのぼりで、その視聴率は長時間番組にも拘わらず、昨年の平均視聴率は往復路とも27%台を記録したほどのお化け番組である。実際見ていてもスポーツ中継らしからぬ面白さがある。

 ところが、箱根駅伝は人気番組になったせいで大学が駅伝を売名的に利用した結果となり、一方で選手をつぶしているという噂や批判が囁かれている。素質のある選手を名門大学がスカウトし鍛える一方で、正選手が10人に限られているために補欠になる有望期待株の選手が多く、彼らをスポイルしていると「選択」1月号は報じている。

 箱根駅伝は、日本マラソンの父である金栗四三氏が、オリンピックで勝つ選手を育成するという目的でスタートさせた。しかし、今まで箱根駅伝出身のランナーがオリンピックでメダルを獲得した例はない。箱根駅伝の人気が高まり、多くの人が関心を持ち声援すること自体は憂うべきことではない。だが、他にも例があるように、人気に胡坐をかいているといつの間にか本来の姿から逸脱しまう危険性を孕んでいる。

 第1日目の今日は、一昨年に初優勝を遂げて、入学希望者が前年より1万人以上も増え、昨年も連覇した東洋大学が、最後の第5区山登りで早稲田に逆転して、まずはリードした。明日の復路に勝負はかかっている。明日も楽しみに観戦したいと思っている。

 もうひとつ楽しみにしていた大学ラグビー準決勝は、2試合とも近来稀に見るほどつまらない試合だった。嫁とこどもたちを奈良の実家へ帰省させていた長男と一緒に観ていたが、ほとんど同じような感想をもらしていた。もし仮に1週間後の決勝戦でも凡戦を繰り返すようなら、これからのラグビー人気が些か心配である。結局決勝戦は、早稲田大と帝京大の間で行われることになった。今度は力一杯死力を尽くして闘って欲しいと願っている。

2011年1月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com