1335.2011 年1月8日(金) 東福岡高と桐蔭学園、高校ラグビーの頂点へ

 全国高校ラグビー決勝戦が花園ラグビー場で昨年度と同じ組み合わせ、前年の覇者・東福岡高校と前年の準優勝校・神奈川代表の桐蔭学園との間で行われた。31対31の同点引き分けとなり両校優勝という結果に終った。戦った選手としては同点優勝より、何とか決着をつけたかっただろうが、東福岡にとっては2連覇であり、桐蔭にとっては初優勝で、いずれも歴史に名を刻むことになった。両校優勝は4度目だそうだが、桐蔭にとっては単独優勝を勝ち取るためには、悔いの残るゲームだったかもしれない。前半を21-7とリードしながら、東福岡FWのひたむきに押して圧力をかけてくるプレッシャーに屈してしまった。惜しかったのは、2本のPGとゴールを失敗したことでプレースキッカーの精度がもう少し高ければ、勝てたゲームだったのではないかと思う。

 いずれにしても神奈川代表校が優勝したのは、私が高1の時慶応高校が優勝して、その後相模台工業が連覇して以来だから、13年ぶりになるのではないか。母校も3年前の県大会準々決勝で桐蔭と戦い、敗れた。母校には今慶応のレギュラーになった栗原大介くんがいたが歯が立たず、県内では桐蔭はやはり強かった。

 ともかく今日の決勝戦は白熱した好試合で、手に汗握るゲームだった。高校生らしい爽やかで元気溢れるプレーを堪能することができた。

 さて、このところ一世を風靡した芸能人が相次いで亡くなり一抹の寂しさを感じている。年末に女優・高峰秀子さんが亡くなったが、喪主であるご主人の映画監督・松山善三氏には私も所属する「JAPAN NOW観光情報協会」名誉顧問をお引き受けいただいている。

 更に今年に入って3日に人間国宝で歌舞伎の中村富十郎さん、5日にはロカビリー歌手の山下敬二郎さんが世を去り、そして今日はダークダックスの一員だった「パクさん」こと高見沢宏さんが亡くなった。ダークダックスはロシア民謡を得意にした上品なコーラスとしてNHKを始め、テレビのお茶の間では長い間に温かい歌声を聞かせてくれていたが、何年か前から「マンガさん」こと佐々木行さんが体調を崩し、残りの3人だけで唄っていた。湘南高OBの東京有志会で「象さん」こと遠山一さんに会う度に、遠山さんから「マンガさん」のカムバックはもう難しいと聞かされていたが、意外にも「パクさん」が先に旅立つとは思いもよらなかった。これで残念ながらダークダックスの復帰の芽は、完全になくなったのではないだろうか。寂しい限りである。

 何枚かのクリスマス・カードが遅れて海外から届いたが、その中でビルマの元モールメン税関長ウ・タン・トンさんから受け取った封筒の切手に目を見張った。2枚の切手を横に並べたような100チャットの切手には、右側に天安門と中国の五星紅旗があり、左側に首都ネピドーの政府建物とビルマの国旗のある記念切手である。ビルマ語は分らないが、漢字には「中華人民共和国・緬甸連邦建交60周年記念」とある。ビルマからミャンマーへ国名を変えたというが、国交60周年を迎えた友好国中国が漢字で「ビルマ」と表現しているではないか。ビルマ政府は気付いていると思うが、図らずもボロが見えた。

2011年1月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com