二男の長男・健太の顔を初めて見るために新潟まで妻と日帰りで出かけた。上越新幹線も上越国境を越える辺りから積雪が見え、新潟に着いたら雪が降っていた。新潟市内は雪が少ないとは聞いていたが、そこはやはり新潟は雪国で雪が間断なく降り続いていた。駅へ出迎えてくれた二男のRV車で市内の産婦人科へ行き、4人目の孫と初対面となる。生まれてまだ3日目だが元気そうなので、とりあえずほっとする。長男家族5人も新幹線でやって来て、今日は市内で雪と観光をエンジョイしたようで彼らには会えなかったが、明日健太と対面するようだ。
連休のせいだろうか、車内には家族連れが多く新幹線は往復とも満席だった。それにしても片道2時間で日本海側に着いてしまうとは随分早くなったものである。
その後二男の新しい賃貸マンションへお邪魔して、新居を拝見。新しくて中々洒落たマンションで、部屋数も多く建坪もかなり広い。ベランダの目の前は土手で桜並木になっていて、春になり桜が満開になれば、居ながらにしてお花見が楽しめる。川にはカモが数羽見られたが、白鳥も飛来してくるというから最高のロケーションで羨ましい限りだ。駐車スペースもあり贅沢な住まいだと思うが、これも地方都市に住んでいるからこそ味わえる贅沢ではないか。首都圏ではサラリーマンがこれだけの高級マンションにはとても住めない。その意味では、二男もいずれ東京に住むことになるにせよ、しばらく新潟に住んでじっくり子育てをやって、子どもにも田舎の生活の良さを体で覚えさせたら良いと思う。住めば都と言われるように、そうすればきっと健太も新潟で幼少時代を過ごした思い出は生涯忘れないだろう。
帰りの新幹線は時間を繰り上げようと駅で尋ねてみたら、満席のため変更不可能で予定していた列車で帰ってきた。始発の新潟ではガラガラだったが、越後湯沢からどっと家族連れが乗り込んできて車内は一気に賑やかになった。休日は子どもの嬌声で少々煩い。
まあ4人目の孫の顔を見られて良かった。
二男の家でテレビ観戦した大学ラグビー選手権決勝戦は、帝京大が予想を覆して早稲田を17-12で破り、優勝した。関東大学対抗戦では、帝京大は早稲田にも、慶応にも敗れたにも拘わらず、選手権に入ってから徐々に立ち直り、力強い攻撃で見事に巻き返し頂点を極めた。
野球、駅伝、ラグビー、アメリカンフットボールなどの体育会系運動部を強化することを目標に、「スポーツ科学部」なる運動選手専用の学部まで創設した早稲田だが、その中で全国から高校日本代表ら実力派の高校ラガーマンを幅広くスカウトして、毎年成果を上げているラグビー部も、今年は最後の最後で夢を逃した。エリート集団を育成しても願い通りにいかないこともある。学生スポーツにはむしろそういう一面があった方がいい。