1341.2011年1月14日(金) 第2次菅内閣発足

 昨年末独法・国民生活センターから依頼された原稿内容の中で、旅行傷害保険の内容を確認するために、元の勤務先へ出かけ、わざわざ来てくれたAIU保険のセールス担当者から資料をいただきながら説明を伺った。拙稿内容は任意保険である旅行障害保険が強制保険であるべきだ、またクレジット・カード付帯保険より第一義的には旅行障害保険に加入すべきとのアドバイスである。更に、旅行中の事故の処理はともかく、出発前にも心の備えをして、パックツアーで添乗員のいないツアーではツアー参加者も安全確保義務を積極的に行うべきだとの提言である。

 書きかけたままの原稿コピーをあげて保険に関する内容と表現が間違っていないかどうかの確認をお願いした。

 さて、今日第2次菅内閣が発足した。昨日の時点で入閣が疑問視された与謝野馨氏が経済財政担当大臣として起用された。民主党を批判していた与謝野氏の入閣には党内からも強い批判がある。どうも首相は消費税を含む財政改革を一歩進めるために、財政のベテラン与謝野氏を一本釣りしたらしい。官房長官には噂通り、枝野幸男・前幹事長代理が起用された。18名の閣僚のうち、与謝野氏と留任の北沢俊美防衛大臣が私と同い年で閣僚最高齢者である。段々若返っていくのは結構だが、頼りにならない大臣では困る。78歳の高齢で鳩山内閣時の財務大臣だった藤井裕久氏を副官房長官に起用したのは、首相補佐と言っているが、史上最年少官房長官・46歳の枝野幸男氏の教育係だろう。実際藤井氏は、高齢を理由に大臣を辞めたほどである。官房長官を辞めた仙石由人氏は、更迭の匂いが強いが、傷つかぬよう党代表代行の処遇を与えた。首相も妙な気配りだけはやるものだ。

 更に今日になって経済産業大臣へ横滑りした海江田万里氏が、ポストを引き継いだ与謝野氏の後継人事について「人生は不条理」と言い不快感を表明した。この2人は東京選挙区第1区の議席を争うのだから、それは分るような気がする。法相に就任した江田五月氏が9月の党代表選で「政治の不条理をなくしたい」と発言していたからだ。2年前は海江田氏が勝ち、敗れた与謝野氏が比例代表制で当選したという因縁もある。お互いの心の内は一体どうなのだろうか。

 ともかく新体制になって、気分も新たに国家国民のために真摯に任務に取り組んで欲しいものである。

 ここ数日寒い日が続いているが、今日北海道・陸別町で今冬最低気温の-28.8℃を記録した。明日以降都内でも積雪があるかもしれないとの予報があった。

2011年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com