1359.2011年2月1日(火) いよいよムバラク政権も年貢の納め時か。

 エジプトが大きく揺れている。これまでアメリカは自国の中東政策の立場から、イスラム過激派と一定の距離を保ちながらイスラエルとも比較的友好的なムバラク政権を財政・軍事両面で支えてきた。この安定したムバラク政権が倒れることは、アメリカの中東政策の根幹を揺るがしかねない。何とかムバラク政権に命脈を保ってもらいたいというのがアメリカの本音である。そのため、ムバラク政権打倒を掲げるデモ隊に自重を促してきた。しかし、反ムバラクの声は日に日に勢いを増し、一触即発の様相を見せてきた。下手をするとエジプトがイスラム急進勢力に制圧されかねない。

 遂にアメリカも我慢しきれず、現状のムバラク政権を見放すことに腹を決めたようだ。「エジプト国民の願望に応じる政府への秩序ある移行を支持する」とクリントン国務長官が公式発表した。今日エジプトでは、タハリール広場を中心に100万人デモが計画されている。軍部が必ずしも政府の意向に沿わず、デモが平和的なら彼らに向けて発砲しないと発表したことが民衆を力づけることになった。

 この様子では一両日中にムバラク政権が崩壊することもあり得るのではないだろうか。奢れる者は久しからずというには30年はあまりにも長過ぎたが、流石に独裁を誇ったムバラク大統領も年貢の納め時を迎えようとしている。

 さて、国内では相変わらず霧島連山・新燃岳の噴火に住民は恐怖感を抱いている。昨日まで直径50m程度だった溶岩ドームが今日には500mほどに急速に広がり、このままだと火砕流が流出する恐れが出てきた。

 日本海側の積雪は過去2番目の積雪量と発表された。北陸では道路上に1,000台以上の車が立ち往生したり、JRも運行中止になるやら、最近では見られない市民生活への打撃である。

 いずれも自然現象であり、やむを得ないというところだが、自然の猛威は一体いつになったら矛を収めてくれることだろうか。

 例年通り確定申告の時期が迫ってきた。毎年申告書類が送られてくると気持が落ち着かない。何せ面倒な書類の書き込みと帳簿・領収証の整理があるからである。2年前から個人事業主として税務署へ申告しているが、すべて手作業で行っているので、書き込みだけでも時間がかかる。昨年も来年(つまり今年のこと)こそは、PCで申請出来るようソフトを買って研修を受けようと思いながら実行出来ずに、今年も申告の時期がやってきた。不味いことには、昨年折角揃えていたゴム印を紛失してしまい、手書きで記入せねばならず、その分余計に手間がかかる。今や手書きは時代遅れとなり、ゴム印を販売している文房具店もなくなってしまった。この事実は現代ではPCで申告せよと圧力をかけているようなものだ。これから申告書類を作成して、青色申告会でチェックしてもらい税務署へ提出するまで気が重い。反省を踏まえて来年こそはPCで申告出来るようにしたい。

2011年2月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com