長い間抗生物質を服用しており骨粗鬆症になる恐れがあるので検査してみる必要があるということから、通院している松本整形外科で今月初めに検査してもらった。
今日その診断結果について松本先生に説明してもらった。骨密度というカルシウム量は0.796g/㎝で、これは同年齢の平均骨密度と比較して114%、若年成人の平均骨密度と比較しても103%で、骨が多く同年齢者の中では最上位クラスに入るとのことだったので、安心するとともに健康体に産み育ててくれた、今は亡き両親に今更ながら感謝の気持である。
さて、しばらく北アフリカのリビア情勢から目を離している隙に、リビアのカダフィ政権側が反政府側を空から攻撃し続け、一旦は反政府側が抑えていた都市を奪い返し、更に空軍機により反政府側拠点を激しく空爆して政府側が断然優位に立った。空軍を持つ政府軍の優位は圧倒的で、反政府側は追い詰められている。人道上の見地から反政府側の声を受けた国連は、安保理事会でリビア上空の飛行禁止空域の設定を決議した。カダフィ政府に対して攻撃中止を要求し、従わない場合は政府軍機の航路制約を行うと警告した。それでも政府軍の反政府側に対する攻撃は止む気配がなく、遂に一昨日から欧米などの国連多国籍軍は政府軍の拠点へミサイル攻撃を行った。
この欧米軍の介入により、カダフィ政府軍は苦しい戦いを強いられることになったが、反政府軍制圧のため陸路を進軍中である。現時点では、欧米軍はリビア国内への上陸は行わず、その効果は限定的であるが、戦いが長引けば、いずれ多くの犠牲者と甚大な被害が増大することは明らかである。それにしても殺人鬼カダフィの下に長らく統治されていたリビア国民の運命を思うと気の毒でならない。
一方、国内で目こぼれしそうになったニュースは、石原慎太郎知事の都知事4選出馬宣言に次いで、東国原英夫・前宮崎県知事の都知事選への立候補表明である。4月10日の東京都知事選に、昨日東国原前宮崎県知事が名乗りを挙げた。派手なパフォーマンスでメディアでは話題の人物で、その動向が注目されていたが、幸か不幸か、東日本巨大地震報道ラッシュの中でその出馬はひっそりと伝えられた。宮崎県知事へ再出馬しないと発表した前後から、東京都知事職へは色気充分だったが、はっきり立候補宣言を行わずに都知事選の出馬は、多くの選択肢のひとつと煮え切らない発言に終始していた。果たして正式な出馬宣言にはいかなる思惑があるのか、大震災の陰の報道では選挙戦術としてそれほど効果があったようには思えない。しかし、それも東国原氏の作戦だったとするなら、今ひとつすっきりしない出馬宣言である。