1432.2011年4月15日(金) 前立腺精密検査を受診する。

 前立腺の精密検査を受けた。尾篭な話で恐縮だが、前立腺針生検法という積極的治療によって、早めに悪い虫を見つけ出来るだけ退治してしまおうとの飯ヶ谷医師のお奨めで受診することにした。飯ヶ谷医師を紹介して下さった松本整形外科医師からも、年齢的に1度検査しておいた方が良いでしょうとのお勧めもあった。

 検査箇所が箇所だけに他人様には言いにくいが、肛門から直径3cm弱くらいの擂粉木状の棒を挿入して、その先端から患部に注射針のようなものを射ち込み、患部の体液を採取する様子を超音波と内視鏡によって写される画面を通して観るのである。その注射針のようなものを実に12回も射ち込む。もう好い加減に勘弁してと言いたくなる。先日受診を決める前にはぴりっとするが痛いものではないとの説明を受けていたが、12回の内半分くらいは瞬間的に痛みを感じるものだった。途中で麻酔を追加して射てもらいながら1時間少々で検査が済みほっとした。飯ヶ谷医師から麻酔の影響もあり立ち上がるとめまいを感じる場合が往々にしてあると聞いたが、そんなこともなかった。すべての検査終了後に青白い顔をしている患者が多いが、近藤さんは元気そうだとお愛想まで言われてしまった。

 内視鏡が写すテレビ画面を観ていて医師から前立腺肥大の実像を具体的に指摘された。前立腺癌はまずないということは前回言われていたが、来週以降に検査の結果を診て今後の治療について説明を受けることになる。それでも中々精密検査を受けたがらない患者が多いようだが、検査を受けてみて取りあえずほっとした。表面上の目視だけの診断ではなく検査の結果による科学的な数値と内視鏡による映像のチェックにより、正確な診断が下される。数日前から気を揉んでいたが、検査を済ませて気持ちが幾分楽になった。後は1週間後に検査結果を聞いて、その結果次第で治療法をどうすべきか指図をいただくことになる。

 昨日政府は大震災復興に向けた対策本部、「復興構想会議」を立ち上げた。議長は五百旗頭真・防衛大学校長である。最大の懸案は必要とされる膨大な資金に関することだろう。どこからこの財源を捻出するのか。五百旗頭議長は新たに震災復興税を提案している。広く国民が負担して助け合おうという発想である。資金不足ならそれはそれで致し方ないと思う。被災者に対する補償だって東電と国だけではとても足りそうにない。ましてインフラ整備や第1次産業を救済し、復興させるためには今の財政事情では支援することが難しい。新たな税の徴収もやむを得ないと思う。皮肉っぽく言えば、復興構想会議のメンバーの中に自分の都合やパフォーマンスばかり主張する国会議員がいないだけでも、業務は進むのではないか。1日も早く復興計画を軌道に乗せてほしいものである。

2011年4月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com