1440.2011年4月23日(土) 孫の成長を願う。

 高層ホテルから市内を見下ろすとそのランドスケープから新潟という都市が何となく分ってくる。今日は新潟へ転勤中の息子の誕生日でもあるが、大安吉日でもありメインの演目は孫のお食い初めのお祝いである。11時半までホテル内で息子が車で迎えに来るのをぶらぶら待つ。
 初めて孫を新潟市内の新潟総鎮守・白山神社という実に伝統ある誉れ高い神社にお参りさせていただいた。随神門という木造の門は、存在感と貫禄からして相当な歴史を感じたが、資料によると永禄年間と天正年間の2度に亘る火災ですべてを焼き尽くし、その謂れもはっきりしないという。それでも2つの説があり、建立は延喜年間(901~922)とも、寛治年間(1087~1094)ともいわれるくらいだから、一見門構えからして鎌倉時代の建長寺に匹敵すると想像したのもそう見当違いでもないと思う。他に本殿で3人の赤ちゃんが一緒に祝詞をあげてもらった。みんな両親やその家族はわが子の行く末の幸せと健全な成長を願っているのだ。
 白山神社は1万坪とも言われる広大な白山公園の中にあるが、その白山公園は今が盛りとばかり桜が満開だった。週末ということもあり、大勢の人が出て華やかな雰囲気を醸し出していた。
 孫の「健太」も健康そうで中々愛想も良いので、このまま素直に、ただ健康に育ってほしいと願っている。
 和食レストラン「梅の花」でお祝いした食事の席で、両親を前に嫁の「すみれ」にノーベル賞受賞者根岸英一博士のすみれ夫人から、先月18日にお会いした時お預かりしたメッセージを伝えた。「押し花のすみれから若いすみれさんへよろしく」というものだった。嫁のすみれは大感激だった。
 夜帰宅してみると、偶々「知研」会員の石川均さんから送っていただいた4月20日付神奈川新聞が届いていた。同紙文化欄に母校・湘南高校のある同窓会が取り上げられていたのである。根岸英一博士と同期生の「華の二八回」同期会で、これは私がお会いした18日の1週間前の3月11日に開かれた、同期生会を話題にしたものだと思う。その席で根岸博士は得意の喉で布施明の「シクラメンのかほり」を歌っていた最中に、東日本大震災の突然の揺れにより歌うのを止めたと根岸博士から伺った。そんなエピソードもあり、18日にお会いした時は、今日は歌わないから地震はありませんとジョークを交えて話しておられた。
 いずれにせよ、すみれ夫人から若いすみれへ温かいメッセージを伝えられて良かった。

2011年4月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com