1460.2011年5月13日(金) 寂しい恩師・飯田鼎先生の旅立ち

 学生時代の恩師・飯田鼎先生のお通夜に参列し、お世話になった先生に心から感謝を申し上げ、お別れをした。明日告別式にも参列するのでお見送りは明日になるが、お通夜を終えてから奥様とご子息にご挨拶をした折にお棺の中で静かに休まれている先生の安らかなお顔を見て、感謝の気持ちがこみ上げてきた。
 幸い連絡をとることが出来たゼミナリストは明日の告別式に参列する人を除いて、大体今日来てくれたと思う。連絡はしたが、プロ野球開幕のドタバタ騒ぎで多忙になり来てくれるか心配していた「読売巨人軍オーナー」の滝鼻卓雄くんも参列してくれた。飾られた先生の軽装の写真が、いつも生真面目な先生らしくないような気もしたが、それも先生の隠れた一面なのかも知れない。
 大学時代の思い出は、大半はゼミとともにある。今でも飯田先生のご薫陶を受けたことを本当にありがたいと思い、幸せだったと痛感している。その気持ちは私のみに留まらず、すべてのゼミナリストに共通の想いであろう。表現は的確ではないが先生は、教え子である我々にとってはいつも拠りどころだった。何かあれば相談して、ヒントをいただけるだけで救われたような気がしたものである。
 先生からご指導をいただいてから、今年で丁度50年になる。まさに半世紀に亘って教えを受けていたことになる。素晴らしい先生だっただけに、気持ちは離れ難い。寂しい気持ちで一杯である。心から先生のご冥福をお祈り申し上げる。明日の告別式で、最後のお別れをしたいと考えている。
 葬儀場に予めお願いした「飯田ゼミナール一同」からの供花は、大学からの供花の中できちんと飾られていた。ゼミナリストの気持ちが先生にも通じたのではないかと思っている。
 さて、目を東電原発問題に向けると一向に前へ進んでいるようには見えない。現場の福島第1原発の1号機はメルトダウンの可能性が指摘されているし、先日政府の要請を受けた中部電力・浜岡原発の稼動停止も今日4号機を停止させた。明日5号機を停止することにより、浜岡原発はすべて停止される。
 一方で、損害を受けた住民に対する損害賠償を支援する枠組みを漸く決定した。東電1社ではとても賠償しきれない巨額に堪えかね東電が倒産しては身も蓋もないので、東電自体の存続を前提条件として債務超過にさせないことを明示した。つまり、公的資金を投入して支援する一方で、政府は東電の経営合理化を監督し、東電は政府の管理下で経営され賠償は進められることになる。
 国民の気持がいらいらしないスピーディで的確な対策と対応を望みたい。

2011年5月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com