銀座の「ライオン」に飯田ゼミの仲間10人が集まり今後の「飯田会」の在り方、方向性について話し合った。結局飯田先生は亡くなられたが、これまで結束も固く今日までほぼ50年 間に亘って継続されてきた会をここで解散してしまうのはいかにも名残惜しい。気の合った仲間同士で、今後も切磋琢磨したいというのが一人ひとりの気持ちで ある。毎年秋恒例の「飯田会」を今年も開催して、そこで参加者の意見や提言を聴いて、来年5月の一周忌に参集して結論を出してはどうかということになっ た。
今後は「飯田会」に名を借りたゼミ仲間の懇親会のようなもので、奥様にも案内を差し上げ出来ればご出席いただきたいという願いと考えである。取りあえずスタートしてみて、その内飽き足らなくなったら見学会とか、旅行会に発展させるという手段もある。
さて、先日来話題になっている菅内閣不信任案を今日自民党、公明党などが提出した。採決は明日の衆議院本会議で行われる。現時点で議席数から言えば、478議席の内の半数である240票を獲得して不信任案を可決することはかなり難しい。問題は、与党民主党内の党員が反旗を翻して不信任案にどの程度賛成するかということであるが、昨日から菅首相の手法に同調出来ない民主党員が怪しげな行動で連絡を取り合っている。現時点では民主党内から81人以上が造反しない限り不信任案の可決見通しは立たない。
民主党内では菅首相に辞任カードを突きつけている小沢一郎元代表と鳩山由起夫前首相の動向が注目されている。小沢氏はすでにアメリカのメディアに対して菅首相では国難を乗り切れないと公言しているので、小沢派の50議員は不信任案に賛ご意見番成票を投ずるだろう。残り30票について、今日も鳩山氏が動き回っていてどんな手を打ってくるのか注目される。
今日の党首会談で谷垣自民党総裁の「一日も長く菅政権が続くと国益を損なう」とか、大島副総裁の「菅総理では災害復旧と復興、原発事故の処理に対応出来な い」と、自分たちには一切責任がないような発言を繰り返しているが、後釜に誰を据えるのか、まったく代案すら出せない有様で、ただ相手を批判しているだけ という感じである。被災地でテレビを通して国会討論を観ている被災者は、すっかりしらけ切って、もう完全に政治家を見放し、彼らの理念とか、主張を当てに していない。もう野党流の政権批判は聞き飽きた。うんざりである。
まったく政治家にはろくな奴がいない。20年若ければ、彼らにとって替わりたい心境である。