台東区生涯学習ラーニングスクェア講座「世界の都市を知る」の第6(最終)回で講師を務め、漸く担当した3回分 すべて問題なく終了し責任を果たすことが出来た。第1回はイギリス編、第2回はフランス編だったが、最終回ということもあり受講者の希望をとったところ、 「クロアチア」「チェコ」「北欧」「ロシア」方面など4つの要望が提案され主宰者が決定しかねてその決定を委ねられてしまった。それで若干「帯に短しタス キに長し」になる心配はあったが、4つともまとめて一辺に講義しましょうということになった。
クロアチアはユーゴスラヴィアから分離独立した経緯、チェコは「プラハの春」と「ビロード革命」について、その間にスメタナと彼の作曲した「わが祖国・ヴ ルタヴァ」について話した。北欧は主にソグネ・フィヨルドにハンス・アンデルセン、シベリウス、グリーク、モンクら芸術家について、そしてノーベルとノー ベル賞について根岸英一博士とのツーショット写真を紹介しながら、浅薄な知識を披露した。全体2時間のうち後半の半分はロシア人とロシアという国の特異 性、及びシベリア鉄道について話をした。55枚のパワーポイントのスライドもかなり時間と力を入れ込んで作成したもので、良い仕上がりになったと思う。
民芸品もつくつか持参して参考に展示した。ノルウェイのトロル人形、フィンランドのアラビア焼、チェコの写真衝立、ボヘミアンガラス、マトリョーシカなどで珍しがって手に取ってもらえた。
今日の懸案は、パワーポイントのプロジェクターがスライドをこちらの狙い通りスクリーンへ映し出してくれるかどうかだった。前回主宰者のプロジェクターとPCを 使用したところ、こちらの意図した通り機能しなかった。時間差をつけて5段階で放映されるべきところを時間差をつけずに一度に映し出され、折角のテクニッ クがスクリーン上に表現出来ず、少々悔しい気持ちになった。プロジェクターのソフトが旧式ではないかと心配して、今日は私のプロジェクターと昨日電源がつ ながらなくなったPCを持参した。主催者と話し合ってトライしてみたところ、主宰者側のPCが私がUSBにメモリーした内容をこちらの意図に沿って機能しないことが分った。PCがかなり古いようだった。結局プロジェクターは主宰者のものを、PCは私が持参したものを使うことにした。
とにかく今日は前回とは異なり、幸い私の希望通りパワーポイントを駆使することが出来た。思う存分自分の希望のままに講義することが出来て、まずまず満足 出来た。主宰者からもお礼を言われたし、受講者の何人かは残って話をする機会があった。これで1ヶ月半の間に5回の講師を務めてやや慌しかったが、これか ら秋までしばらく講義から解放される。
好きなように講師をさせてもらって、講師冥利に尽きる。好きな仕事を思い切って出来ることは本当に楽しく、幸せなことである。これからも更に精進して多くの組織や団体から信頼されるよう切磋琢磨していきたいと思う。