1536.2011年7月30日(土) あと一歩で戦後最高値の円高へ

 8月2日にアメリカ政府の債務上限が期限切れになるのを目前に、アメリカ議会では民主党と共和党の話し合いがまとまらず、ドル売りに歯止めがかからない。そのとばっちりを受けドル安円高が益々昂進して円は戦後最高の1ドル=76.25円(今年3月17日)を追い越さんばかりの勢いである。これでは輸出関連企業は堪ったものではない。昨年は外為レートを90円台に設定していた企業が多かったようだが、今年は80円台に設定している企業が多いようだ。それが76円台だというからとても持ちこたえられないかも知れない。
 1998年に妻とエーゲ海クルーズへ行った時のレートは、韓国経済が不況の真っ只中だったせいもあり、その影響を受けて日本円も安く、1ドル=148円だった。円安であまりものを買えなかったことを思い出す。
  しかし、外国為替相場と直接関係のない普通の日本人は手の施しようがない。景気は悪くなり、株価は下がり僅かな貯金もその価値が目減りするばかりである。 この現象に対して、政府は何の対策も打ち出そうとしない。毎度決まりきった「為替の動きを注意深く見守りたい」の定番コメントも今更と思ったのか、今度ば かりは何の発表もない。まったく現政権は何もしない、できない政権である。
  その何もしない菅政権の閣僚のひとり、海江田万里・経済産業大臣が昨日国会における答弁中に泣き出す始末である。辞めると言って中々辞めない点を追求され て泣き出すとは前代未聞で、国民注視の国会内でそんな醜態を曝け出すとは社会人としても失格ではないだろうか。何とまあ軟弱なことか。こんな腰抜け大臣に 国政を任せて大丈夫なのか。これでは国民は堪らない。あまりにも「想定外」の出来事が多過ぎる。
 どうしてこんなひ弱な人物が大臣にまでなることが出来るのだろうか。これでは大震災のような重大な国難なぞ乗り越えられるわけがない。これは大臣になるまでのコースで、普通の人間が決して行わない異常で怪しげなことを行っているからではないか。

2011年7月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com