1558.2011年8月21日(日) 税金ドロボーの役人天国はおかしくないか。

  夏の高校野球は昨日西東京代表校・日大三高が10年 ぶりの優勝を遂げた。近年東京代表校は5年置きぐらいに優勝して、全国的なレベルで1,2を争うようになったと思う。かつては西日本勢が強かった高校野球 も時代の変化だろうか。準優勝校が青森県代表校の光星学院高というのもいい。とにかくベスト4のうち東日本勢が3校というのだから、かつて西高東低だった 分布図は大分様子が変わった。
 今年の大会は、東北大震災に負けないよう東北地方を力づけるいくつかの試みがなされた。大会運営でも節電を心がけ出来るだけ明るいうちにゲームを行い、ナイターはほとんど行われなかったようだし、決勝戦も午前9時に試合開始という具合だった。
  電力事情については、全国的な節電努力と、ここ数日の肌寒い天候の影響で電力消費は予想をかなり下回っているようだ。しかし、その陰には消費の激しい夏の 電力消費を抑えるために、現在工場稼動を平日から休日にシフトしている自動車メーカーなどが元へ戻して平日に稼動するようになると、平日の午後がまた厳し くなるようだから安心出来ない。 さて、来月国会へ提案されようとしている人事院の新人事案について、私が「役人天国」を助長するものだと批判的なメールを友人らに送ったところ、昨晩ゼミの友人池田くんから賛同し、同時に役人天国的人事案に憤慨していた。
  彼が勤めていたD社が、定年退職者に対して定年以降65歳 まで在職時の6割の給与を支給する好待遇に関する資料をもらい、3年前韓国で開催された国際シンポジウムでパネリストとして紹介し説明した。7日のブログ を繰り返すが、退職前の6割という給与は民間会社でも数少ないべらぼうな好条件であり、韓国と中国の出席者から羨ましがられたほどの待遇だが、池田くんが 昨日補足してくれたのは、実際に全員が6割もらえるわけではなく、A級ランクの退職者に限られるとの話だった。そうだとするなら、人事院が新人事案の中で 考えているほぼ全員が7割もの給与を支給されるというのはあまりにも条件が良すぎるのではないか。人事院のいう「民間会社の例を参考にした」という根拠 だって、どの程度調査したのか信用できない。自分たちだけで好待遇の企業1~2例を挙げて平均とこじつけたのではないか。あまりの公務員優遇案には、いく ら役人天国とは申せ、少々やり過ぎではないかとクレームをつけたい。
  また腹が立つのは、こんなあくどいことをやろうとしている人事院に対して、マス・メディアが一言も苦言を発しないことである。私はこの情報を日経紙から得 たが、その日経紙ですら情報として伝えているだけで、おかしいと感じていないのか苦言を呈した形跡はない。今や政治家も、役人もやりたい放題で、マス・メ ディアもそれに手を貸し、国民を欺き血税を浪費しているのではあるまいか。
  被災地で喘ぐ被災者や税金を搾り取られる国民がいる一方で、さも当たり前のカオをしながら水増し退職金を受け取る鉄面皮の高級官僚、常識では考えられない ほど多額の定年後給料をもらう役人と、内ゲバにうつつを抜かして問題を解決せず、私利私欲で動く政治家が蔓延っている。
  世の中少しおかしくないか?

2011年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com