1560.2011年8月23日(火) リビアのカダフィ体制も風前の灯か?

 やや膠着状態だったリビアの国内情勢が急に動き出した。2月にチュニジアの反政府デモが体制を崩壊させてから、3月にエジプトのムバラク政権転覆へと導き、両国に挟まれたリビアでも42年間に亘って独裁的に振舞っていたカダフィ大佐がじわじわと反体制デモに追い詰められている。しかし、他の独裁者とは些か違い、したたかなカダフィ大佐の場合、周囲に強力な親衛隊を侍らせて頑強に勢力を誇示して、恐怖感を振りまいて反政府側をたじろがせる。
  そのカダフィにもついに年貢の納め時が来たのか、カダフィの留まる首都トリポリが反政府軍に制圧されたと報道された。そこへカダフィの後継者とされる二男 セイフイスラム氏が、長男ムハンムドともども身柄拘束されたと伝えられた。ところが、この信憑性に疑問符がついた。長男がその後に逃亡したと報じられたの に続き、二男がテレビで支持者に檄を飛ばしている姿が映し出されるありさまである。二男も一旦は拘束されたが、その後逃げたということのようだ。大物捕り 物帳としては随分好い加減な話ではないか。そこへ七男の遺体が発見されたとの情報が発表された。何がどうなっているのか情報が錯綜して判然としない。アメ リカ政府は、トリポリの陥落とカダフィ政権は最早末期的と楽観視しているようだ。アメリカに同調する日本もカダフィ大佐の退陣を要求している。いずれにせ よ今の情勢ではカダフィ政権の落日も近いのではないかと思う。近いうちに、イラクのフセイン大統領と同じようにカダフィ大佐も惨めな姿を世界中に曝け出す ことになるのだろう。
 昨日森喜朗元総理から紹介されたミクロネシア連邦駐日大使館へ今朝電話して25日にジョン・フリッツ大使に面会するアポイントメントを取り付けた。相澤大酋長とは伯父甥の関係なので、相澤さんのプライバシーについても良い情報が聞ければありがたいと思っている。

2011年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com