一昨日「知的生産の技術研究会」八木哲郎会長からメールで、いま執筆中の原稿に掲載しようと思っていた島田啓三画「冒険ダン吉」の絵の掲載を講談社からクレジット付で了解を得たと連絡をいただいた。古本の少年倶楽部文庫「冒険ダン吉(2)」からコピーするが、講談社からは表紙のコピーだけOKとの条件で、早速その表紙を原稿に挿入してみた。一応文章は脱稿したので、写真と地図を挿入して組み版してサンプルをコピーして八木会長に送った。ただ、まだ最終原稿として完全には仕上げていないので、もう1~2度目を通して完全なものにしたい。
ところで、今日偶々自由が丘駅前の不二書店で将口泰浩著「『冒険ダン吉』になった男・森小弁」を見つけ、早速購入した。今年初めから半年間産経新聞朝刊に連載されていた作品だが、先日森喜朗・元総理からもお話を伺ったばかりである。この小弁については拙稿にも頁を割いているので、確認のためにも本書を通読して内容を精査し修正すべき点があるなら修正して、納得してから最終原稿にしたいと思っている。
さて、女子サッカー「なでしこジャパン」の活躍に刺激され、男子チームも背中を押され、U22代表チームもオリンピック予選を順調に滑り出した。ところが、サッカーとよく比較されるラグビーの成績がどうもぱっとしない。折角2019年のワールド・カップ日本開催が決まり、森元総理も日本ラグビー・フットボール協会会長として第7回ワールド・カップが開催されたニュージーランドへ日本代表チームの応援に駆けつけた。にも拘らず、日本代表チームは予選グループで4戦1分3敗の成績でグループ最下位となり散々だった。強敵フランス戦とニュージーランド戦では最初から負けを覚悟していたが、カナダとトンガにはうまくすれば勝てるのではないかと秘かに期待していた。ところが、トンガには敗れ、カナダには前半リードしていながら追いつかれ引き分けてしまった。
どうも日本代表には、協会、チーム首脳らの間に多くの点で意見の食い違いがあったようで、作戦的にも、また選抜メンバー選出の仕方にもカーワン・ヘッドコーチと協会スタッフとの間に齟齬を来たしていたようだ。これではいかにカーワン氏がラグビー界の超大物だったにしても、首脳陣の間に内部分裂の可能性のあるチームを率いては勝てる筈がないと思った。試合以前の問題で最下位に甘んじたのではないかと残念である。案の定カーワン氏は大会後ヘッドコーチを退くという。カーワン流儀でそこそこの成果を挙げていただけに、惜しい気がする。