1675.2011年12月14日(水) 中国の暴虐行為と不遜な態度

 一昨日中国の密漁船船長が韓国の海洋警察官を刺し殺すという、国際上あり得べくもない事件が起きた。黄海における韓国領海内排他的経済水域内での、中国漁船密漁取締りの際起きた不幸な事件である。ビデオ動画を観ていると中国漁船、それに中国人乗組員の荒っぼい抵抗ぶりには驚ろかされる。昨年日本の海上保安庁監視船が尖閣諸島周辺で中国の国境侵犯魚船に体当たりされた時と同じように、死に物狂いで暴れまわるような凶暴な行為である。

 これまでも中国の密漁漁船は韓国によって度々拿捕されていたが、流石に今度ばかりは韓国警備艇の正当な行動に対して警察官を殺害するという凶行に対して、申し開きができないと考えていたところ、これが中国流というのだろうか、一向に謝罪する様子が見られない。当初は遺憾の意を表明することもなく、昨日になって漸く遺憾の意を表明した。韓国内の中国への反発が高まってきたからである。しかし、中国側には謝罪の気持ちがないようだ。あまつさえ韓国が逮捕した殺人船長の身柄に配慮を要請する有様である。中国国民もこれに右に倣えのコメントばかりである。

 法を犯し、取り締まろうとする相手を殺害して、謝ろうともしない中国の傲慢さ、そして同じように船長を擁護する中国国民を見ていると、どうも中国政府としては外国に頭を下げるような軟弱外交は国民に弱みを見せることであり、政府の信頼度を低下させる行為につながると考えていると思われ、一方で国民の情報源は狭められ真実のニュースが得られないための誤解から、国民の常識はずれの殺人者擁護の偏見が生まれているのではないかと思わざるを得ない。

 中韓両国の間には、貿易の拡大、北朝鮮の韓国人拉致被害者の救出など、壊されたくない事情がある。しかし、このまま中国政府が謝罪もせず、韓国側を非難するようなことなら事態は深刻になるばかりだろう。

 それにしても最近中国で起きている高速鉄道脱線事故、定員オーバーのスクールバス事故、幼児人身売買、南シナ海領有権問題など数々の不祥事、人権無視、人命軽視、傲慢な外交姿勢を見ているとあまりにも行き過ぎていて、こんなおかしな民族がいるわけがないと思え、これは本当の中国、及び中国人とは違うのではないかとも思えてくる。国内のみならず、国際的にも顰蹙を買うような事件の噴出は、いかに経済大国とは言え、とても容認できるものではない。

 これから中韓問題はどう落としどころを探るのか分らないが、早急に解決することは難しいだろう。中国のように酷い国であっても、今後も付き合っていかなければならないのが国際社会というものである。中国には一刻も早く目覚めてもらいたいと思う。さもなければ、世界の孤児となってしまうのではないか。

 今日は小中陽太郎さんを囲む「ヨタロウ会」の忘年会で、親しい人ばかり4組のご夫婦を合せて15人が、東横線・都立大学駅近くのイタリアン・レストラン‘TRATTORIA LA BARACCA’で美味しいイタリアンを食べ、それぞれ来年の活躍を申し合わせた。小中さんの奥様の具合が悪いと聞いていたが、大分良くなられたようでほっとした。

2011年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com