1721.2012年1月29日(日) 福祉看護士国家試験に英語受験を考えては?

 2年半ほど前から毎日歩数を記録している。6年前に軽度の「リューマチ性多発筋痛症」と診断され、ステロイド性のプレドニン錠5mgを毎日服用してCRP数値を何とか下げようとやっている。中々数値が下がらず医師と相談のうえ、毎日歩くよう努めた。できれば1日1万歩が理想とのことだが、中々そうは行かず5千歩がやっとである。1日1万歩を超えることは滅多にないので、どうしても運動不足は否めない。

 日立製作所・川村隆会長は毎日7千歩歩くことを目標にしているという。日によって歩数も変わるので、一応1週間で5万歩を目標にしているとエッセイに書いておられた。会社勤めをして営業活動をやっていれば1万歩は容易いと思う。海外へ出かけると知らぬ間に歩数が伸びて、1日2万歩を超えることはざらである

 しかし、日中机に向ったままで外に出ないとどうしても1日5千歩でもクリアするのも難しい。近くの駒沢公園を散歩すれば、それだけで4~5千歩になるので、努めて外へ出るよう心がけている。今日は寒かったが、久しぶりに駒沢公園を歩いたら軽く7千歩を超えていた。

 どうしても年齢とともに身体に故障が表れてくるのは止むを得ない。それをできるだけ大きな疾患にさせないよう、ケアしなければいけないと自戒している。幸いタバコは吸わず、酒も呑む機会と分量を大きく減らし、気持ちだけは運動量を一定に保ち、風邪をひかないよう努めている。今かかっているのは、整形外科、内科、肛門科であるが、症状はそれほど深刻なものではない。まだまだ海外へも出かけて多面的に取材して例え拙い文章であってもまだまだ書いてみたいと考えているので、病の床に臥すわけにはいかない。

 幸い血圧は大分安定して上が130前後に落ち着いてきたので、現在のペースを維持できればあまり心配ないと思う。

 さて、今日福祉看護士の国家試験が行われた。多くの外国人、特にフィリピン人とインドネシア人も日本で介護士としての資格を得るため受験したようだ。わが国が少子高齢者社会に入り、介護を必要とするお年寄りが増えたが、残念ながらその人たちを介護する日本人介護士の絶対数が少ない。何年か前から国同士の話し合いで不足気味の介護の現場で外国人が働く姿が数多く見られるようになった。しかしながら彼らが長く日本の介護の現場で働くためには、日本で国家資格を得る必要があり、これが難題である。何しろ日本語で筆記試験を受けなければならない。僅か4年現場でアシスタントとして働き、そのうえで日本語による難関を突破して初めて日本で正規の看護士として働くことができる。

 しかし、折角日本語をマスターしてお年寄りとのコミュニケーションをとれるようになっても、試験にパスしなければ日本で働けず、日本を去らなければならない。介護施設の経営者ももったいないと嘆いている。

 誰しもこれは情がない仕打ちだと同情するが、一向に解決しない。そこで疑問を感じているのだが、どうして試験問題を日本語と英語の併用にしてどちらか選択して受験することができないのだろうか。日本語は欧米の言葉に比べて極めて特殊な言語である。それを滞在4年間で読み書きまで日本人並みにマスターするのは大変だ。現在のままでは、折角外国人に来てもらって技術を身に着けてもむざむざ生かす機会を放棄させてしまっている。日本では現実に介護現場が人手不足で悲鳴を上げている。ならば、どうしてできることをやらないのだろうか。日本の行政はあまりにも血が通っていないのではないだろうか。今年は無理であっても、来年以降筆記試験に英語で受験することを認めてほしいものである。手間はかかるがそれほど難しいことではないと思う。今のままでは折角の試みも挫折してしまうことを恐れる。

2012年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com