1746.2012年2月23日(木) 高校時代のクラス会で和気藹々

 藤沢市内で開かれた高校2年生時のクラス会に出席した。求心力となっておられた恩師は4年余前に亡くなっているが、どういうわけかこのクラスは集まりが良い。今年は卒業してから丁度区切りの良い55年になる。当時51名の生徒の内、すでに11名が鬼籍に入った。まだ現役として活躍して、出席できない友人もいた。それでも19名が出席したから出席率は上々ではないかと思う。

 一人ひとりの現状と自己PRを聞いていると、73歳という年齢のせいもあり、病気の話や家族の介護の話が多くなった。僭越ではあったが、私自身は昨年母校創立90周年記念事業として建設された「湘南高校歴史館」内のオブジェ「湘南大樹」の一葉に近日名前が掲げられることになったことを報告した。在学中の成績は私より優れている友人がいくらもいるので、推薦された言い訳を推薦者の言葉通り、後輩にとって元気、夢と目標を与えられる先輩のひとりとして、ヨルダンで軍隊に身柄拘束された勇ましい体験が判りやすく、効いたようだと話した。

 その後2次会でカラオケへ行き、下手ながら好きな軍歌3曲、「ラバウル海軍航空隊」「加藤隼戦闘隊」「空の神兵」を歌って、ここ数日確定申告の書類作成にかかりっきりで少々堪っていたストレスを発散した。いい気晴らしになった。再来年には、幹事を押しつけられそうなので少し気が重いが、クラス会では高校時代の友達と言いたい放題おしゃべりできる点がスカッとする。

 さて、このところ外交でビルマが話題になっている。かつての強権政治に伴う非民主化の動きに対して、国際社会が経済制裁を課していたところが、最近の僅かながら民主化への移行に鑑みて、徐々に各国で制裁解除の動きが見られる。

 ここへ来て、漸く日本政府もビルマに対する円借款を再開する方針を固めたようである。政府開発援助(ODA)を港湾や鉄道など大規模なインフラ整備に向ける考えのようだ。今やビルマ国内には中国が食い込んで大きなプロジェクトはほとんど中国の色がついている。かつてどこの国もビルマ市場に進出していなかった当時、日本に対するビルマ人の信頼感は抜群に良かった。それから経済制裁という名の下に、支援を絶っている間に中国に市場を奪われてしまった。仮に港湾と鉄道を中国が抑えたら、地勢的にも中国はインド洋湾岸都市から中国への物流ルートを完成させてしまい、これがアジアの国々にとっても新たな脅威となりかねない。

 ビルマは本来親日的な国である。日本政府は本腰を据えてしっかりビルマ人の目を見据え、真摯な対応によりビルマとの交流を復活させてほしいものである。

2012年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com