今や首都・東京都内のみならず、日本中で話題になっているのが、舛添都知事の辞職問題である。これまで公私混同疑惑問題として取り上げられていたが、先週末辺りから辞任と不信任提案へ話題が移った。知事職にしがみついて懸命に「反省」「真摯にやり直す」の言葉を繰り返しながらも、核心部分については逃げ回っていた。最早命脈は尽きたようだ。
今日自民党都連では閣僚、都出身国会議員、自民党都議会議員らが延々と会議を行った結果、ついに自民党都議は都議各会派と同様に知事不信任案の提出に同意することを決めたようだ。これまで知事は、何とか延命策を模索していたうえに、昨日リオ・オリンピックまでは知事職を続けさせてほしいと議会で恥ずかしくも利己的なお願いをした。自民党本部は舛添知事の説明責任を果たすことを期待していたが、知事はまったく期待に応えられず、自民党本部もとうとう知事に三下り半を突きつけることになったようである。
今日の駒沢大学講座でも、2時限とも舛添問題が話題となった。新聞、テレビとも大きなスペースと時間を割いていたが、識者からは舛添知事がこれほど都民らの不信を買っていながら、よくも知事職にしがみついていられると呆れる声が聞かれる。
明日の都議会で各会派が一致して不信任案が提出される形勢になってきた。これで全議員の3/4以上の知事不信任案賛成者がいれば、不信任案は可決される。まずはこの通説が覆ることはあるまい。一都民としてもううんざりである。