1854.2012年6月10日(日) 無事帰って参りました。

 ほぼ予定通り成田空港へ帰ってきた。痔の具合が捗々しくないので座ったままの長距離便は堪える。運よく機内は比較的空席が多かったので、横になることができて救われた。幸い日曜日のため居候中の長男が車で空港へ迎えに来てくれたので助かった。

 隣席に若い外国人女性が座った。欧米系の女性と思いきや、何とヨルダン人だった。これから東海村へ研修に行くと言う。率直に訊ねたら原子力発電の研修だという。20日間の研修期間中に福島にも、その他の古都にも訪ねたいと言っていたが、あまり細かいことを聞くのは憚られたので通り一遍の話しかできなかった。ただ、我々が知らないところで、原子力に関する研究とか、研修はどんどん進められているのだと感じた。ヨルダンの発電能力を考えるとやはり一番手っ取り早いのは、原子力発電になるのだろう。それだけに安易に原発開発、稼動へ国が向かっていくことに不安もある。彼女との短い会話を通して発展途上国の資源エネルギーについてしばし考えさせられた。

 さて、やっと念願のヨルダン参りを終えてすっきりした。45年前は若さだけで、怖いもの知らずのまま危険の中へ入っていった。今それほどの勇気はない。それだけに当時自分だけの考えで海外武者修行をやって、破天荒な体験をしたことが、その後の自分の人生に大きな財産になったと考えている。今回臨場感溢れる現場を改めて踏むことができて、印象深い旅となった。これをまた今後に生かしたいと思っている。

2012年6月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com