今日最初にやるべきことは肛門科で痔の症状を診てもらい、治療してもらうことだ。早いに越したことはないと妻に定例のコーラスの練習をキャンセルしてもらい、新幹線・新横浜駅前のクリニックまで車で送ってもらった。医師の診断は、患部が腫れているので薬で試してその後様子を診て再検査をしようということだった。医師の強烈なアドバイスは、極力座らないということだが、それが中々難しい。普段座って仕事をすることが多いので、これではパソコンも使えず生活のペースも乱される。PCは立ったまま打ち、後は寝ころびながら溜まった新聞をむさぼり読むしかない。当分こんな生活を送るのかと思うとぞっとする。
新聞を開くとどうだ!心配していた大飯原発再稼動について野田政権はすでにGOサインを発し、近々地元福井県議会の承認が得られれば、正式にスイッチが入る。この再稼動までのプロセスがどうもすっきりしない。旅行出発前から懸念していたように、関係者はみんな責任を取りたくない気持ちがミエミエである。西川一誠・福井県知事は再開に関しては、地元の同意を得ることが条件と公言し、自らが地元福井県民の同意を得ようということではなく、政府のバックアップを得て世論を盛り上げて再稼動しやすい環境づくりを考えている。つまり政府の再稼動容認により再稼動の空気を作ったところで、議会の再稼動同意の議決を勝ち取り、「福井県民再稼動に同意」のムードへ持ち込もうとする。
結局大飯原発再稼動について、住民の理解を得るとの建前は、自治体トップが再稼動したいとの希望を他人の手を借りてまんまと思惑通りにことを運ぶ、いやらしい手法によって実現される。
どうもこの世の中に直球勝負が少なくなってきた。