1898.2012年7月24日(火) イチロー選手が電撃的にヤンキースへ

 今朝の通常のテレビニュースで、恰も臨時ニュースのようにアメリカ・シアトルマリナーズのイチロー選手が、電撃的にNYヤンキースへトレードされたとぶったまげるニュースを取り上げていた。確かにビッグニュースには違いない。このムードは夜になっても納まらず、夜のニュース、夕刊でも大々的な話題になってきた。

 最近のイチロー選手は成績がいまひとつぱっとせず、年齢的な面から考えて、今後のイチロー選手の活躍期待値を値踏みしてヤンキースとマリナーズとの間で商取引が行われたと考えていた。実際その直後に背広姿のイチローが涙が滲んだ記者会見をしていた。情感篭る別れの儀式という様子だった。

 ところが実情はそうセンチメンタルなことではなさそうだ。30歳台後半のイチローがマリナーズで定位置を確保していると将来成長が期待できる20歳台若手の成長の芽を摘む可能性があるとイチロー自身が考え、チームにトレードを申し出たという。イチロー自身も新しい環境の中で刺激を求めたいという気持ちが芽生えてきたと彼自身が言っている。それにやはり優勝できるようなチームで戦ってみたいとの気持ちがあったようだ。

 記者会見の3時間後にそのヤンキース対マリナーズ戦に出場して、第1打席にヤンキース入りして最初のヒットを打ち、最初の盗塁を決めた。いつも絵になる選手だが、38歳の年齢を考えると今後新しい環境で気持ちを入れ替えても、そうそう大きな期待はできないかもしれない。

 しかし、王貞治さんは、反って彼のためには良いかも知れず、期待したいと話していた。

 さて、久しぶりに日本旅行作家協会例会に出席したが、今度会員になった方に「加藤節夫」さんという、私と1文字違いの方がいた。笑い話みたいだが、受付で私の名札が見つからず、係員に「加藤と近藤を間違えて書いたのではないか」と訊ねたくらいである。結局私の名札が見つかり別人であることが分かったが、奇遇に係員も驚いていた。その加藤さんは、カンボジアの世界遺産「プレアビヒア寺院」を維持するため日本のNPO理事長を務めておられ、壇上で自己紹介の際皆でカンボジアへ行きましょうと呼びかけていた。意欲満々の方である。ほかにも多摩大学の河村幹夫教授と小林健シニアフェローを紹介されたが、小林氏は東大ラグビー部出身で湘南ラグビー部の仲間・大島泰毅くんの実弟と同期生とは意外な縁だった。

 下重暁子会長とは前にもお話したように、ヨルダンのペトラ遺跡及びシリアの世界遺産・パルミラ遺跡の話で盛り上がった。しかし、激しい内戦でシリア各地の史跡、とりわけパルミラ遺跡へ行けなくなったことが残念というのが、ともに一致した考えだった。

2012年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com