1908.2012年8月3日(金) どうして審判の不祥事が続くのか。

 今朝起きたらロンドン・オリンピックの水泳で200m男子背泳ぎが銀メダル、200m女子平泳ぎでも銀メダルを獲得という朗報を耳にした。銀と銅は毎日のように獲得しているが、一番狙っている金が中々獲得できない。今日は男子柔道の最後の砦、100kg超級でも「金」が獲れなかった。東京オリンピックで柔道が正式種目に採用されて以来、初めて男子柔道が金メダル「0」という屈辱に終わった。ちょっと情けないような気がする。

 さて、また審判がらみの嫌なニュースが飛び込んできた。公に伝えられていないが、ロンドン紙によれば、ボクシング・バンタム級で金メダルの裏取引があったという。日本の清水聡選手の試合だというから、あまりスカッとした気分になれない。清水選手がアゼルバイジャンの選手に一方的に打ち勝ち、相手選手がクリンチで逃げリングに倒れこんだがダウンを取らず、判定採点となって清水の勝ちとなったが、試合後清水の提訴が認められ、清水のRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)という、プロならKOによる勝利に変更された。だが、こんな好い加減なことが許されるのだろうか。国際アマチュア・ボクシング協会(AIBA)はこの試合でレフェリーを務めたトルクメニスタン人を今大会から追放した。どうもきな臭い話がある。内輪話では、アジェルバイジャン・ボクシング連盟がAIBAに対して金メダル2個の要求に対して現金を支払うという裏取引があったと囁かれている。もしこれが事実なら、アマチュア・スポーツ精神を踏みにじり、また完全にオリンピック憲章に反するものであり、国際オリンピック委員会(IOC)は、AIBAをオリンピックから追放せざるを得ない。まだ、その話は英紙の一部報道であるが、今後に尾を引きそうな気配である。

 それにしても今大会は審判制度の根幹を揺るがすような事象が多すぎる。これでは、真剣に勝負に没頭している真面目な選手らが気の毒である。

 さて、今日はゼミ恩師の追悼文集作成に39人の会員から寄せられた寄稿をすべて組版してPDF化し、他の編集委員に送信した。まずほっとした。まだ作業は続くが、とりあえず一応の形は作ることができたと思う。明日初めて東大和市で講師を依頼されているので、その準備としてパワーポイントのスライド作成も完了した。

 やれやれと外食でもと思いヨルダン旅行以来久しぶりに妻と玉川高島屋へ出かけた。何を食べようかという時になって、ぱっと「うなぎ」が浮かんできた。今年は稚魚の不漁で、うなぎの漁獲が少なく滅法高くて庶民の味覚から遠のいてしまった。遠山の金さんの流れをくむという「和田平」で、高いうなぎを無理して食べた。流石に旨い。

2012年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com