仙石原の別荘を後にして、仙石原の箱根ハイランドホテル内の芝生庭園でゆっくりした後、芦ノ湖畔の桃源台から元箱根へ向かい、久しぶりに成川美術館を見学した。成川美術館では丁度柳沢正人展を開催していて柳沢の作品をじっくり鑑賞することができた。世界遺産を描いた風景画が数多く展示され、頷くところが多々あり感銘を受けた。非常に風景の特徴を捉えるのが上手なアーチストだと思い、今後世界遺産について講義をする際、彼の作品をパワーポイントに採り入れ説明したら、より分かりやすくなるだろうと思い、10枚ばかり絵葉書を購入した。
成川美術館を出て芦の湖畔にある「山のホテル」で美味しいランチを取って、箱根新道から小田原・厚木高速道路経由で東名を通り3時前に帰宅した。昨日の往路は混んでいたが、復路は山のホテルを1時に発ち2時間足らずで自宅へ帰れたので、時間帯が良かったのだろうか、今日は比較的空いていて早く帰れた方だと思う。
さて、昨日韓国の李明博大統領が電撃的に竹島へ上陸したことについて、日本政府は断じて容認できず、対抗措置を考えていくと強い構えを示している。
この紛争を引き摺るように、昨日から今日にかけて2つのでき事があった。ひとつは、昨日森本敏・防衛大臣が大統領の訪問は内政上の要請があったからだろうし、内政問題だと無責任なコメントがあった。この発言に対して早くも野党から罷免問題が出ている。二つ目は今日玄葉光一郎外相が領有権問題を解決するため、国際司法裁判所への提訴を検討すると述べた。尤も韓国政府は「竹島は韓国固有の領土であり、提訴されても受け入れない」とさらりと受け流す考えのようだ。国際司法裁判所は紛争当事国双方の同意を得て動くものとされているので、その点やや肩透かしだ。私は個人的に以前から、国境紛争はすべて国際司法裁判所へ提訴して世界へ問題点を披露した方が、国際的に公平で広い角度から判断してもらえるので、賢明だと思っていたが、双方の了解が必要とは意外だった。いずれにせよこれは厄介な問題となりそうである。
今後日本の取るべき策は、この問題を国際社会にどんどんアピールして広く啓蒙し日本の主張と立場への理解を深めることだろう。実際日韓両国にとっての友好国・アメリカ政府も面食らっているようなコメントを出している。
昨日オリンピック男子サッカーで日本は韓国に敗れ、メダルを逃してしまったが。戦前の予想では不利とされていた女子バレーボールの3位決定戦で、今日同じ相手・宿敵韓国を相手に日本は3-0のストレート勝ちで、メダルを獲得して多少溜飲を下げることができた。