昨晩9時過ぎになって、フィリピン東方で大きな地震が発生し、その影響で東北地方から沖縄地方まで全国各地に段階的に津波が押し寄せるとの警報が発令された。各テレビ局は大慌てで時々刻々と情報を伝えていた。結果的に日本には大して影響がなかったようだと知ったのは、今朝のニュースである。そして、今日9月1日は、防災の日である。地震が多くなったことに加えて、一昨日の南海トラフ地震の危機感もあり防災訓練も例年以上に熱心のようだ。
そう言えば、今年は気象状況も例年に比べて猛暑日が多く、一昨年の猛暑を凌駕するほどの暑さが続いている。それが今日になって突然空が掻き曇り、あっという間に大粒の雨が勢いよく叩きつけてきた。するとしばらくして青空が見えた。午後になると青空が曇って再び激しい雨が降ってきた。これだけ天候が急変するのも珍しい。このところの干天に、一昨日、昨日と庭の樹木や植木に散水したが、今日は植物にとって慈雨でその必要もない。
それにしても、今日の天候が最近、否近年の例外的な激しい気象変化を象徴しているようだ。
さて、ひとつ困ったことが起きてしまった。今単身居候中の長男が想定していた10月の大阪転勤がなさそうだと今朝話してくれた。息子は長男の中学入学を機に、今秋の大阪転勤を前提とした、妻と子ども3人の4人家族を一足先に奈良県生駒市へ引越しさせていた。この転勤辞令流れで生活設計が狂ってしまったのだ。今秋の転勤はほぼ間違いないと踏んで、家族を先に引越しさせ、自分は遅れて正式に辞令が発せられる今秋に奈良へ追いかけていくつもりだった。中々思うようにはいかないものだ。2人の孫娘が父親に会いたがっていたので、その心境に精神的なストレスが生じなければ良いがと願う。
親の転勤に伴う引越しは、家族にとって心身ともに気苦労が多くて大変だ。私も子どもの頃は父の度々の転勤で随分引越しをしたが、今考えても母の苦労は並大抵ではなかったと思う。
息子の場合は、長男の中学入学がひとつの決断だった。入学してすぐ半年後に転校をするのを避けたつもりだったが、反って裏目に出てしまった。まあ、これも人生の誤算のひとつと前向きに捉えて、逆にステップアップのチャンスと考えるより仕方があるまい。しかし、父親と一緒に生活することを願っていた孫たちの気持ちを考えると忍びない。