7014.2026年7月27日(月) 「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録

 現在韓国・釜山で開催されているユネスコの世界遺産委員会は、今年登録する世界遺産を決定し公表した。その中に日本の文化遺産として「飛鳥・藤原の宮都と関連資産群」が含まれている。日本の世界遺産としては27件目であり、文化遺産としては22件目である。「飛鳥・藤原の宮都」は、6世紀末から8世紀までの飛鳥・藤原時代の文化遺産として登録されるものであるが、時代的にも地域的にも既に登録された奈良時代の文化遺産とやゝ混同しやすい。実際奈良に関係深い世界文化遺産には、「法隆寺地域の仏教建造物」、「古都奈良の文化財」、「紀伊山地の霊場と参拝道」がある。今年登録された文化遺産は、場所もすべて奈良県内にあり19カ所に散らばってある。それでもそれぞれに歴史があり、価値ある文化遺産であることは誰しも認めるものだ。その19カ所の中に被葬者が蘇我馬子と言われる「石舞台古墳」がある。実は、高校時代に修学旅行で奈良、京都を訪れた時にこの石舞台に登って写真も撮ったことがある。これから世界遺産となれば、あの当時のように気軽にこの世界遺産の石の上に上がるなんてことは出来ないのではないかと考えると、感慨深いものがある。

 一方、フランスで今年登録されることになった世界遺産リストの中に、「1944年ノルマンディーDデイ上陸作戦の海岸」を見つけて、ちょっと意外な感じがしている。2001年6月にこの地を訪れたことがある。連合軍がノルマンディー作戦を検討の末実行し、予想もしていなかったドイツ軍の不意を突き、オマハ海岸から上陸してドイツ軍を破り、第2次世界大戦の形勢を代えて以降連合軍が優勢になり、第2次大戦の決着をつけたとも言える海岸である。海岸自体はきれいな砂浜ではあるが、格別風光明媚な海岸というわけではない。連合軍が上陸作戦を実行した歴史的偉業をその場所の名誉のために世界遺産として登録したという印象で、海岸自体は世界遺産ほどの価値がある海岸とは思えない。しかし、連合国軍に加わった国々の栄誉を称えるために82年経った今年になって、「世界遺産」に昇格した海岸とも言える。

 当時の戦況を思いながら海岸を歩いたから、小高い丘の上にある連合軍戦没者の共同墓地へお参りに訪れた。整然と整備された墓地は今も強く記憶に残っている。その前日には、画家クロード・モネが名画をたくさん描いたジヴェルニーのモネの自宅を訪れ、翌日には世界遺産モン・サン・ミッシェルを訪れた。

 さて、特別国会の会期が当初予定の150日を8日間延長され、一昨日閉会となった。最終日に無理やり可決成立させた法案に、副首都構想関連法と改正国民投票法がある。前者の副首都法は、自民党が日本維新の会の国会運営上の協力に対するお返しとして、維新が拘っていた同法を共に国会閉会直前に強引に成立させた法案である。これにより第221特別国会では、政府提出の64法案すべてを成立させて閉会となった。

 ところが今日もテレビで国会中継をやっていた。国権の最高機関である国会はすでに閉会となった筈なのに、今日の国会は一体何をやっているのだろうと調べてみたところ、本会議ではなく委員会ベースの審議「閉会中審査」と称して行われたということである。相変わらず国会というところは、「閉会中審査」なんて何をやっているのかが分かり難い。

 国会議員たるもの、自分たちの論争ならきちんと決められた時間内にことを済ませるべきである。況してや会期を8日間も延長したのではなかったのか? 国会議員とは、まるで無駄飯を食う怠け者と言ったら好いだろうか。

2026年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com