1953.2012年9月17日(月) 敬老の日に元気な昇地三郎先生

 敬老の日である。高齢化社会が話題に挙がることが多くなった。65歳以上の高齢者が全国で3000万人を超え、全人口(1億2753万人)の24.1%が高齢者となった。高齢者人口は年々その割合が増え、昨年に比べて0.8%上昇した。これから福利厚生関係に占める高齢者関連予算のシェアがどんどん増えることだろう。そうなると景気回復がなければ増税と支出の削減ということに繋がるだろう。当然年金の減額や社会保障サービスの低下という厳しい状況になるかも知れない。昔学校で習った「ゆりかごから墓場まで」の標語が懐かしい。

 ところで、夜のNHK「ニュースウォッチ9」で敬老の日に因み「106歳からのメッセージ」と称して福岡市に住む1人のインテリの老人を紹介した。それが何と昇地三郎先生だった。昇地先生は「しいのみ学園」理事長で幼児教育の第一人者でもある。私は直接お会いしたことはないが、3年前に所属するNPO「知的生産の技術」研究会が企画・編集した出版物、「知の現場」(東洋経済新報社刊行)の発行に際して、私も編集スタッフのひとりとして浅からず関わり、我々スタッフが21人の識者を手分けしてインタビューした。私も21人の識者の内4人を取材した。文章編集の仕上げ段階で他のインタビュー記事の全般的な推敲に関わったが、そのひとりが昇地先生のインタビュー記事だった。すごい人がいると思いながら興味深く読み、原文に手を加えたことを思い出す。相変わらずお元気なのには改めて驚いたが、今日のテーマにはおまけがついていた。それは「106歳の最長寿世界一周旅行者」としてギネス記録に登録されたそうである。そう言えば、3年前103歳でも海外旅行を楽しんでいると言っておられた。傑物であるに違いない。

 さて、一昨日三連休を良いチャンスに奈良からやってきた長男の3人の子どもたちが、昨日は朝早く長男に連れられディズニー・シーに喜び勇んで出かけ、何と帰って来たのは夜11時半だった。すっかり遊び疲れて今朝は遅くなって起きてきた。午後1時過ぎに長男が車で新横浜駅まで送り、3人だけで帰って行った。彼らの行動でやや気になったのは、どうもゲームに夢中になっていることだ。上の男の子が中1で、下の二人の女の子は小学生であるが、今日も新幹線の中でも夢中になったのではないか。わが家にいる時でも3人が揃ってゲームに熱中している様子を見ると、これを止めさせるのは中々難しいのではないかと思う。一旦買い与えたら、もう止め処がない。今の子どもたちをどうやってこういうゲームに興味を持たせないようにしたら良いだろうか。我々世代はこんなゲームとは無縁だったし、我々の子どもたちでもほとんどゲームとは無縁に近かったと思う。現代の親は純粋に教育問題のほかにも、遊びの点でも監視し、指導しなければならないのでつくづく大変だと思う。

2012年9月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com