すっかり国民の信頼を失ってしまった民主党は今日代表選を行い、野田代表が大差で他の3候補を破り、引き続き代表に選出された。国会議員票と地方代議員・サポーター票1321の内、野田氏が818票、つまり全体の2/3を獲得した。だが、この後野田代表の下に引き続き民主党が政権を維持してことになったが、どう国政を機能させていくのか、どうもはっきりしない。いずれにせよ政権を託された以上国民の期待に応えるよう精一杯の努力を尽くすことは政権与党としての責務であり、ぜひそのようにお願いしたい。26日には自民党総裁選が行われ、その結果次第では早晩国会が解散するかもしれない。その自民党の総裁選も何やらきな臭い。国内外に多くの課題を抱える日本の政治は、どう国民の期待に応えることができるのだろうか。あまり期待できるとは思えないが、ダメはダメでもそうばかりも言っていられない。
さて、新潟にいる二男家族に誘われ今日軽井沢プリンスホテルへ宿泊することになった。車でホテルまで関越道から上信越道を通り、約3時間半の道のりをやって来た。2年ぶりのプリンスホテル滞在であるが、学生時代に夏休みを2回父の会社が夏だけオープンした旧軽井沢のアイスクリーム店でアルバイトをやったので、懐かしいところである。その軽井沢にも長野新幹線が停車するようになって、駅周辺が開け雰囲気は様変わりした。特に駅の南側は西武グループが開発した新興地で、いわゆる軽井沢のイメージがあまり感じ取れない。軽井沢と言えば、避暑地としてのイメージが強くその点では旧軽井沢に止めを刺す。昼食を旧軽でいただこうと、久しぶりに旧軽井沢散歩を楽しもうと出かけてみた。
JR軽井沢駅前のお蕎麦屋で腹ごしらえした後、駅前に生えた樫の大木の見事さに、かつてこのような大木があったのか記憶にないので、店主に聞いてみると駅前の整備計画の際郊外から移植したものが、上手い具合に根付いたものだという。中々立派な木ですでに軽井沢を象徴するような風格がある。いずれ軽井沢町のシンボルというか、名物になるのではないか。
旧軽井沢に残るいくつかの往時の名残が土地の伝統を伝えてくれる一方で、新しいよそ者の大木がその土地に根付くというのは、新しい伝統を作り上げることになると思う。
昔の面影が残る旧軽井沢に比べて、やはり新開地の駅南側アウトレット周辺は雰囲気が異なる新しい今風の賑やかさと派手さがある。旧軽井沢は夏の最盛期の熱気は消えたが、やはりいわゆる軽井沢銀座となって、古い佇まいが残っているかと思えば、ニュータイプの建物があったり、チグハグな趣もあるが、一見して中々味がある通りである。妻と周辺を一回りして、通りに面したコーヒーショップでコーヒーをいただく。
昨日まで暑さに閉口したが、今日は曇天で暑さはそれほどでもない。だが、今夏の異常な暑さが昨日まで続いていたことを考えると、今日は涼しいくらいである。特に、軽井沢の陽気は半袖では涼し過ぎる。用意していたジャケットを羽織って丁度良いくらいである。
夕食はホテルの外で息子たちとともにした。一ヶ月前に彼らと箱根で1日をともにしたが、孫の成長も見ることができてまぁ楽しい一日となった。
今日プロ野球セ・リーグで読売巨人軍がぶっちぎりの優勝を遂げた。3年ぶり34回目の優勝である。昨年まで球団オーナーだった滝鼻卓雄くんもさぞや喜んでビールかけを見ているのではないか。3年ぶりの優勝だからその気持ちは分かる。来月ゼミの最後の例会があるので、その時会えたら巨人ファンのひとりとしてお祝いの言葉を伝えたい。