昨日大相撲秋場所で大関・日馬富士が横綱白鵬を破り全勝で優勝を飾った。先場所も全勝優勝を遂げたので、2場所連続優勝したことにより、横綱昇格の資格と条件をクリアした。今日横綱審議会が開かれ横綱昇進を理事会へ答申したことによって、近々正式に横綱昇進が決定して、日馬富士は11月福岡場所において70代日下開山としてお目見えすることになる。
大相撲界には、このところあまり芳しい話は聞かれなかった。依然として日本相撲協会内外で聞かれる噂はぱっとしない。大体ミソをつけて辞めた理事長が、僅かな期間経過後、再び同じ理事長職に就くということ自体極めて異常である。普通の組織や団体ではあり得ないことである。八百長問題は根本的に解決されたのか。聞くところによれば、大相撲界は今暗雲が頭上を早く通過するのをじっと息を潜めて待っている状態だという。同じような過ちを繰り返さないよう願うだけである。
幸い大関・日馬富士は人間的にも真面目な性格で努力家のようなので、仮に横綱になっても手を抜いたり、八百長に手を貸すようなことはないと思う。白鵬と並んで東西に力強い横綱が控えるようになれば、いずれ相撲人気も復活するのではないか。欲を言えば、引退した68代横綱・朝青龍を含めて69代白鵬も日馬富士もモンゴル人だが、相撲が日本の国技であることを考えると、せめて次の横綱くらいは、日本人になってもらいたいものだ。
さて、ゼミ恩師の追悼文集も最後の詰めを迎えた。今日2人の編集委員とともに印刷会社へ最終原稿を持参して打ち合わせをした。全体としてはほぼ固まっているので、大きな問題はないが、PCのソフト、或いはバージョンの種類により「通し原稿」の表現の決まりが一部に左右されることがあることを知った。90頁程度の本文の内後半10頁弱が全体的な基準として決めた基準を勝手に逸脱して、別の基準の影響を受けて動くとは意外だった。印刷会社の部長さんも首を傾げていた。それでも何か対策はあるのではないかと思う。基本的な点で思うようにできないとは情けない。それでも一応のメドが立ってきたので、まずまず一安心ではある。