1961.2012年9月25日(火) 駒沢大学後期公開講座始まる。

 駒沢大学マスコミュニケーション研究所の後期公開講座が今日から始まった。「現代日本政治と報道論」を担当する菱山郁朗講師は、「包括的政治報道論」として最近のわが国の政治情勢について話された。民主党代表選については、結果は予想通りと触れただけで特別なコメントはなかった。自民党総裁選については、元日本テレビ政治部長らしく、元部下の石原伸晃・幹事長について立場上発言は拙いと言いかけて止められた。ある週刊誌からコメントを求められたが、断ったとも言っておられた。「週刊朝日」では、この石原氏について「軽すぎる」として、全体的には「もうウンザリだよ」と書いている。だが、天下の朝日が、立候補者のどんぐりの背比べに愛想尽かしをして匙を投げているのだ。そんな風に簡単に放り出して良いものだろうか。そうなった責任の一端は、マス・メディア、特に朝日新聞にもあるのではないだろうか。

 その総裁選については、メディアの予想と同じように第1回の投票では石破茂氏が過半数には達しないがトップだろうが、第2回目の国会議員だけの投票では3位以下の票をどう取りまとめるかにかかっていると話された。今日の講義の中では、メディアは「尖閣諸島の国有化」について、きちんと検証すべきであると話されたことが印象に残っている。

 「報道メディア論」を講義した片山正彦講師は、共同通信社が作成したDVD「世界に衝撃を与えた21世紀のでき事」を観せてくれた。9.11テロ、リーマン・ショック、アフガン情勢、中国の現状、東日本大震災等の映像を観せてもらったが、その中で現場で撮った写真だからこそ訴えるものがあると画面に向かって語る写真家の言動に同感だ。これからどんな授業を展開してくれるのか楽しみにしている。

 明日も映像を通して現代を反映させるテレビ番組について、清田義昭講師の講義がある。

2012年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com