1971.2012年10月5日(金) 追悼文集最後の編集会議

 「知的生産の技術研究会」の定期機関紙「知研フォーラム」10月発行号に「45年ぶりにアンマンを再訪して」と題して拙稿を寄稿した。これには2つの副題が付いている。主題前に「第3次中東戦争後」、後には「戒厳令下で身柄拘束された現場を検証」を付した。あまり穏やかな内容でないことはテーマから察することができるのではないかと思う。写真を含めて8頁に及ぶものだ。

 これは今年6月ツアーに参加してヨルダンとイスラエルを訪れた後に、ツアーから別れてひとりアンマンに滞在した時の旅行記を綴ったものである。1967年暮れにアンマンでヨルダン軍兵士に身柄を拘束された現場を何とかもう一度訪ねて、捕まった現場を当時の情景を思い出しながら確認してみたかった。結果的にその捕まったスポットは特定できなかったが、周辺の空気と雰囲気を知り、大体この辺りと思われる地点で、昔日を偲ぶことにした。そんな印象を軽く綴ったものである。若く元気溢れる時代の些か無軌道ぶりを、楽しんで読んでもらえればありがたい。

 何冊かを別途購入したので、親しい知人、友人に送って読んでもらおうと思っている。

 さて、今日は恩師の追悼文集の最後の編集会議を恒例により日本プレスセンターで行い、最終的に収支、配布方法、仕上がり等と、今月27日に予定しているゼミの最終例会について打ち合わせをした。電話で印刷会社に最終的な費用を確認したが、ゼミ会員から寄せられたカンパで大分余裕のある決算になりそうでほっとしている。費用が膨らむのを抑えることができたのは、全編集委員がPCを活用して印字、割付、組版まで編集作業のほとんどを自分たちの手で処理できたからだと思う。追悼文集も今月10日前後にはでき上がる予定で、体裁も多くの写真・イラストを挿入したので見栄えが良く、内容的にも充実したものに仕上がりつつある。編集委員長としてはまずまず責任を果たせたように思っている。印刷された文集を手に取るのが楽しみである。

2012年10月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com