6907.2026年4月11日(土) 校長が保護者に語った当然のこと

 今朝起きた時から陽気が暖かい。昨日までの4月都内の最高気温は上下の変動が著しく17.5℃から23.7℃だったが、今日は昨日までの雨は止み、日が昇るにつれ気温が上がって最高気温は27.3℃となった。全国で最高は静岡の30.3℃で、関東では栃木県佐野市の29.7℃だった。今夏の炎暑が思いやられる。

 さて、小中学校では新年度が始まり、各地で入学式が行われた。どこだか分からないが、ある公立学校の校長が入学式の挨拶で保護者に伝えた2つのお願いがネット上で話題になっているようである。

 校長が述べた2つのお願いというのは、次の通りである。①教員の勤務時間は8:15から16:45までなので、学校への連絡はこの時間内にお願いしたい。②子どものスマホトラブルは保護者の責任です。以上2点について校長は堂々と話されたようだが、ほぼ共感、或いは支持する声だったという。中には、自分の勤務時間から考えてもう少し相談する時間を拡大して欲しいと言う保護者からの注文意見もあった。この学校が小学校か、中学校か分からないが、偶々中高生2児を抱えた、同じ学校に勤務する教員が校長の話に感動し、SNSに投稿したことから分かった。

 これについて、内田良・名古屋大学教授が専門家の立場から、次のように解説している。公立校の教員勤務時間は8:15から16:45であり、校長の発言を「毅然姿勢」と言えるほど勇気のある発言である。子どもは始業時間前には学校に着き、教員は受け入れ準備のためにそれより早く出勤している。現実には保護者や地域住民が「学校依存社会」になっていることで、学校依存状態が見えずに気が付かないことが問題であり、その点でこの校長の発言は「見える化」した効果はあった。

 スマホに限れば、スマホ使用者の年齢が大分低年齢化して、勉強そっちのけで熱中し、視力にも悪影響を及ぼすとして、日本の一部地方のみならず、ヨーロッパやオーストラリアでも一定の年齢に達するまでスマホを禁止する法や条例が施行されている。実際子どもだけでなく、成人にとってもスマホの活用は必ずしもプラスというわけではない。最近の電車内の乗客を見ていても、彼らのほぼ8割方はスマホに熱中している。中には、彼らがシルバーシートにも遠慮なく座ることもあり、高齢者や身障者にも進んで座席を譲ろうとはしない。

 入学式で校長が毅然として語った2点については、さもありなんである。親は忙しくてそこまで目が行き届かないなどと一部の保護者は反対しているようだが、それはいずれその親に分かる時が来るものだ。また、①についても、内田教授は公立校の教員には、「給特法」と言われる長たらしい名称の「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与に関する特別措置法」により残業代は支給されないことも考えてみるべきだと指摘している。物事は当事者の視点から考えるべきである。

2026年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com