6908.2026年4月12日(日) アメリカのあくどい他国支配欲

 世界中から注目を集めているイラン戦争停戦に向けた話し合いが、アメリカとイランとの間で昨日仲介国パキスタンの首都イスラマバードで行われた。30年近く以前にこのイスラマバードを訪れたことがあるが、首都とは申せ旧首都だったカラチに比べて、商店街などはなく経済の影響はほとんど見られず、人口も少なく静かな政治都市であるとの印象を受けた。協議は休憩を挟みながら約15時間に亘って行われたというからお互いのタフネスぶりに敬意を表したいくらいである。今回は両国ともその場で決断できる、バンス・アメリカ副大統領とガリバフ・イラン国会議長による首脳級の対面協議となったが、残念ながら合意には至らず、引き続き今日も行われる予定だったが、バンス副大統領はさっさと帰米してしまった。当分両国の合意は難しいのではないかと懸念している。

 喫緊の課題は、ホルムズ海峡を通る船舶の安全航行だった。ところがその前提の話し合いの前にイスラエル軍がレバノンの首都ベイルートを攻撃し、多くの犠牲者を生んだことにイラン側が協議の約束違反と抗議をした。アメリカはレバノンはこの協議の条件には含まれていないと自己主張している。それでもトランプ大統領は、若干なりとも後ろめたいのか、イスラエルのネタニヤフ首相に、レバノンへの攻撃を小規模に手加減するよう命じた。

 結局アメリカにとっては受け入れ難いだろうが、戦線からアメリカが手を引かねば解決しないと思う。それにしても戦争とは全く無関係の私らでも、かつて訪れた土地が破壊されるのは忍び難い。

 このイラン戦争はアメリカが自らの利益のために起こした戦争であり、それが今では石油を主として世界経済に大きな影響を与えるほど国際政治と経済を揺るがしている。もうひとつ気になることは、アメリカでは今年独立250周年を迎える祝典を祝う準備を進めているが、中東各国はもとよりヨーロッパ諸国や、アジアの国々にとってはたかが250年の歴史と伝統である。イランでは紀元前のアケメネス王朝以来2千5百年の伝統が引き継いでいる。ヨーロッパでは紀元前3千年の古代ギリシャ時代に始まった。日本だって戦前の紀元2千6百年から考えると、アメリカの250年はほんの成り上がりもの根性である。それが悔しいのだろうかトランプ大統領は、イランを石器時代に戻すなどと馬鹿げたことを言って歴史の長い国をぶち壊そうとしている始末だ。むしろアメリカが石器時代よりずっと後の時代、中世にでも戻したところでアメリカ大陸には、沃野と高原しかなかったであろう。尤もその時代に戻った方が世界の平和は保たれるだろう。思い上がったアメリカ、トランプ大統領を世界が挙って戒めることが必要な時ではないだろうか。

 いま日本では公には取り上げられていないが、アメリカが「占領」している沖縄を始め、日本各地の米軍基地には、日本政府には知らされないままアメリカの戦略によって勝手に統治されているところがほとんどである。

 アメリカ追従外交一辺倒の高市首相が、先の日米首脳会談でトランプ大統領に軍事費を増強することを約束したと語ったが、それを何の問題にもしない与野党国会議員やメディアには、現状の日米関係で大丈夫なのかと疑念を覚えざるを得ない。

 一言言ってやりたい。アメリカごとき若造なぞの私欲になんか操られるな!

2026年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com