6903.2026年4月7日(火) トランプ大統領のイランに対する恫喝

 アメリカのトランプ大統領がイランを脅かして降伏させるために、今日2時(日本時間)にホワイトハウスで記者会見して恫喝的な演説をぶった。イランが今日中に戦闘終結に向けて合意しなければ、一夜にして壊滅される可能性があると警告した。その期限は、明日午前9時(日本時間)だとした。その強引な言い方は、いつもながらではあるが、あまりにも強圧的で、イランはもちろん、それを知ったEU及び周辺国の間でも相当反感を覚えたのではないだろうか。

 その演説でもアメリカがイランの民間発電所を攻撃すれば、戦争犯罪に相当するとの見方が出ているとの記者の質問に対して「心配していない。戦争犯罪とは核兵器を持つことだ」と述べたが、アメリカ自身が5千発以上も核弾道弾を有しながら、よくも白々しく言うものだと呆れる。

 また、米戦闘機墜落に関して、乗員の救出作戦に関する情報を報じた記者に対して、情報をどのように入手したかを明らかにするよう求め、国家安全保障を理由に、もし拒否するなら投獄すると警告もした。

 こんな身勝手な自己主張だけを繰り返して相手に圧力を加え、戦争犯罪を意に介しない態度は、国家のリーダーとしての資質に欠けるのではないか。

 それにしても、アメリカという民主主義を看板にする国としては、まったく不適任な大統領が君臨している。少しでも民主主義の道を外すようなことがあれば、事前に注意、忠告をすべき周囲の閣僚たちが、雇い主の大統領の顔色ばかり窺って、気を遣いアドバイスどころか、大統領の手先となってその職に当たっている。先日大統領の行動は間違っていると漏らした司法長官を解職し、政権内で存分に振舞っている。

 また、気がかりなことは、イランとの交渉は窓口がつかめず、交渉中とは言ってもイラン側から交渉していないとばらされて発言が信用されない有様である。また、外交問題であるにも拘らず、外交の総責任者であるルビオ国務長官は、主体的に動かない。トランプ氏のひとり相撲である。

 国内ではこのところ実力不足が露呈たのか、行動がすっきりしない高市首相が、過日の日米首脳会談の折トランプ氏を持ち上げて「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」とお世辞を述べたが、そんな言葉をトランプ氏が真に受ける筈もなく、今日のスピーチでは、ホルムズ海峡安全航海のための協力を、日本はまったくしてくれないと不満たらたらだった。アメリカが、北朝鮮の攻撃から日本を守るために5万余人の米軍兵士を日本に駐留させている恩を知らないと、まったく見当はずれのことを言った。ここでもトランプ大統領は身勝手にも日本防衛のために米軍隊を駐留させていると発言した。そもそも日本に駐留する米軍兵士は、日本の防衛のために日本にいるのではなく、終戦直後から自国の防衛戦略上日本から相当な資金を出資させて日本に留まっているのだ。この度イラン情勢の緊迫に伴いその支援のため、中東方面へ向けて佐世保基地から第7艦隊の強襲揚陸艦や、沖縄に駐留する第31海兵隊を出港させたことでも分かる。これはアメリカのアメリカのために日本の米軍基地を利用していることが分かる。日本を防衛するようなものではなく、むしろ日本の法に触れるものである。

 ともかくアメリカ国民は自国の大統領がどれほど他国に迷惑をかけ、嫌われているか、また世界の秩序を乱すようなことをしているか、ということをもっとよく知り、大統領に忠告をして反省させるか、大統領を交代させるべきではないだろうか。地上最低の大統領とは、トランプ大統領であることが改めてはっきりした。

2026年4月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com