1996.2012年10月30日(火) 旧文部省海外派遣団「シモナ会」も解散

 今朝起きてステーションホテルの部屋から丸の内方面を望むと、薄暗い中で駅前の人影はまだまばらだった。暫く経つと周辺が明るくなって写真を撮るために大勢の人が駅前に寄り集まってくる。朝食は我々の部屋の上の4Fフロアにある「アトリウム」だったが、これが中々洒落たダイニングでコーナーには応接セットがあって書棚も付いている。食事はブッフェだったが、中々手の込んだもので種類も多く、ブッフェにしてはややデラックスではないかと感じた。

 新装なったホテルの部屋数は150室だそうで、改装前の約3倍に増えた。これから当分満室が続くようで、オーナーのJR東日本にとってはドル箱になり、笑いが止まらないのではないだろうか。再開間もない話題のホテルに宿泊することができて、良い思い出を創ることができた。

 さて、昨日に続いて2日目の今日は、最初に築地場外市場へ向かった。場内のセリ市が見られるかと期待したところ、内部には外部の人間は立ち入りできないとがっかりさせられるようなことを聞いた。外国人観光客が押し寄せていることがニュースにもなったくらいで、当然入れると思っていたのに残念である。やむを得ず周辺の店を冷やかしながら、隣の店と軒がくっつくような店でトロの切り身とウニの瓶詰めをひとつ買い求めただけに終わった。

 その後江戸東京博物館を見学し、ガイドさんの説明に耳を傾けたが、江戸城周辺の大名屋敷にまつわる珍しく貴重な話を聞くことができた。

 最後のアレンジはお台場で屋形船に乗って、乗り場からレインボーブリッジの橋下を潜り沖合いに出て船内で昼食を取るというものだった。昨日に比べて天候はやや曇り勝ちだったが、船は揺れることもなく、美味しい食事をいただくことができて、ツアーの締めとしては思い出に残るものになった。

 東京駅前で解散となったが、最後の「シモナ会」の集まりとしては有終の美を飾るものだと言ってもよいと思う。幹事の二人の先生が早くから準備をして、時の話題となり予約の取り難いタワーやホテルの予約を取っていただいた。終わり良ければすべて良しとしていただいた心配りには頭が下がるばかりである。再会を期すという別れの形でないのが心残りであるが、長く続いた集まりにはいずれ終わりが来る。素晴らしく話題豊富な先生方との交流に最後までお付き合いすることができて、これも幸せだったと思わないわけにはいかない。

 それにしても、3日前の大学ゼミの「飯田会」も最後となり、続いてこの「シモナ会」も最後となり、一抹の寂しさは拭いきれない。心に隙間風の吹きぬけるような気持ちである。

 ご一緒した先生方とご家族のご健勝をお祈りするばかりである。

2012年10月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com