♪紫におう 雲のかなた 希望の星の燃ゆるところ~♪
京都市下京区七条大宮にある龍谷大平安高校校歌の冒頭部分である。テレビ観戦してゲームセットと同時につい口ずさんでしまった。平安は今日の選抜高校野球大会2回戦でも勝ち、ベスト8に勝ち上がった。甲子園通算98勝目のおまけまでついた。
僅か半年間だったが、父の転勤により京都市内に住んでいた中学生時代に、同校の旧名・平安高校の付属平安中学に通学していた。その意味では私にとっては母校とも言える。平安が甲子園に出場すると思わずテレビ観戦して応援したくなるのも母校愛が噴き出るからだ。今日も青森県の八戸学院光星高校に2-0で勝った。夏の全国制覇3度に比べて、今ひとつぱっとしなかった春の選抜で、一昨年漸く悲願の初優勝を成し遂げた。今年はどこまで勝ち上がれるだろうか。楽しみとともに期待も大きく膨らんでくる。
偶々賭博事件など忌まわしい事件が表ざたになったプロ野球も、昨日開幕していよいよ野球シーズンもたけなわである。ファンが目を背けたくなるような事件はもう起こしてもらいたくないものである。
さて、3日前にブリュッセル空港と地下鉄で起きた連続テロに関係したとみられる容疑者が、ベルギー国内の原発施設をテロの標的と狙っていた可能性が浮かび上がってきた。施設周辺の厳しい警戒でその標的を空港と地下鉄に変えたとも見られている。えらいことである。翻ってわが国の原発施設のガードはどうかと言えば、現状ではテロ攻撃は可能性としては考えられるが、現実的な攻撃として可能性はあまり考えられていないように思える。だが、仮に中部電力浜岡原発や東電柏崎刈羽原発がテロに狙われた場合、首都圏はどうなる? 今後このような心配に対してどのように防ごうとするのか。対策を急ぐべきである。
今夜NHKが「ベルギー連続自爆テロ 警戒中の首都でなぜ?」と題するスペシャル番組をタイミング良く放送した。その中で中東問題の専門家が、日本の原発をターゲットにすることについて、「IS」は昨年日本もターゲットにすると語ったが、現状では「IS」への攻撃を続けている有志連合国を狙っているので、可能性は排除しないが、日本への攻撃はすぐにはないと述べてはいた。
5月に伊勢志摩で開催される先進国首脳会議サミットでは、すでに厳重な警戒態勢が取られるよう政府も準備おさおさ怠りないようであるが、この際危険と見られる原発施設についても厳重なる警備を行ってくれるよう望むものである。
今日は北海道新幹線の開業日である。JR東京駅から新函館北斗駅まで最速で4時間2分で行けることになったが、終点の新函館北斗から函館には、普通列車に乗り換えて30分ほどかかる。このため航空会社は、新幹線を自社函館線のライバルとは見ていないようだ。函館行の乗客は新幹線に流れないだろうと考え、北陸新幹線に対抗して航空運賃を値下げしたような対抗策は取らないという。
これで新幹線は九州・鹿児島から日本列島を貫通して北海道まで繋がったことになる。今や津軽海峡も関門海峡も無くなったような感じである。2030年度には札幌まで延長されるというが、その頃は天空の黄泉の国から眺めるようになっているのではないだろうか。