3241.2016年3月28日(月) パキスタンのテロと朝日新聞の劣化

 ブリュッセルの連続テロ事件で大きなショックを受けたばかりなのに、昨夕パキスタンのラホールでキリスト教徒を狙ったテロが起き、70名以上の死者を含む多数の負傷者を出した。アラブ諸国に次いでイスラム過激派の巣窟でもあるパキスタン国内には、以前から度々テロが発生していた。タリバンの巣窟、アフガニスタンと陸路で繋がっているせいもあり、テロリストはかなり自由にパキスタン国内へ入り込むことが出来る。特に一昨年12月には、学校で生徒たち約150人がテロの犠牲になった。昨夕のテロはイスラム過激派「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が、イースター中のキリスト教徒を標的に狙ったことを明らかにした。

  このテロについてTTPが現地メディアの他に日経新聞に電話で伝えたとあって、日経は特ダネもどきの大きな取り上げ方である。夕刊1面の他に社会面にまで詳しい記事が掲載されている。その一方で、メディアの帝王を自称する朝日新聞には、哀れにも何のコメントもない。最近の朝日の情報収集力の弱体化を再び思い知らされることになった。いつも偉そうな対応ばかりしているが、もっと謙虚に、かつ貪欲に取材に当たってジャーナリズムのあるべき道を歩んでもらいたい。一見正論らしきことを得意になって主張するが、裏付けと信ぴょう性に加えて、現場で臨場感が感じられる取材力のないのが朝日最大の欠点である。そこへ最近ではニュースの伝え方が遅くなった。主張するのも結構だが、メディアとしては速報性はメディアの武器であることを忘れてはならない。最近の朝日の劣化と地盤沈下ぶりには、聊かイライラする。

 外務省に照会すれば簡単に分かることである。お高く留まっている朝日はそれさえやらなかった。

 ラホールのテロは、すでに70人以上の犠牲者が出ているという。明日の朝刊とそれ以降の朝日の関連記事がどう掲載されるか、お手並み拝見である。

  さて、昨日の本ブログでも取り上げたが、案の定昨日優勝した横綱白鵬への非難が大分出ている。結びの一番の後はテレビを観ていなかったが、賜杯を受け取った後の優勝インタビューの最中にファンからヤジが飛んで、その場で申し訳ないと謝ったそうだが、内心では勝てば好いだろうとの気持ちがあったようだ。36回目の優勝は、ダントツだが、自分自身でも力の衰えを多少感じるところがあるようで、それが時に粗っぽい相撲を取らせるようだ。自分より弱い大関陣への報道の過熱気味の取材もお気に召さないようだ。

  しかし、大横綱の白鵬も最近は泰然自若たる余裕が感じられなくなった。いつまでこの強さを維持していけるだろうか。

  選抜高校野球準々決勝で龍谷大平安高校が延長12回の末、明石商高に2x-1でサヨナラ勝ちしてベスト4に勝ち上がった。これで甲子園通算99勝となった。明後日は準決勝だが、何とか勝って名誉の百勝目を記録して決勝戦へ駒を進めてほしいものである。

  ♪紫におう 雲のかなた 希望の星の燃ゆるところ~♪

                                                                                                          (龍谷大平安高校校歌)

2016年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com