2037.2012年12月10日(月) 俳優・小沢昭一さん逝く。

 最近大物芸能人が鬼籍に入るニュースが目について寂しい気がしている。今日も午前1時過ぎ個性的な俳優・小沢昭一さんが亡くなられた。享年83歳だった。つい最近歌舞伎役者の中村勘三郎が亡くなられたばかりで、1ヶ月前にも女優の森光子が亡くなられた。それぞれひとかどの役者だった。メディアでは小沢さんは伝統芸の勘三郎ほど騒がれることはなかったが、映画はもとより、舞台、放送などでも幅広く、丁々発止と活躍された。私はラジオを聴くことがほとんどないので、これまで小沢さんの独特の語り口を耳にすることはほとんどなかった。それが新聞に依れば、TBSラジオの「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、1973年1月に始まり、昨年5月に1万回を突破し、今年9月1万355回が最後だったというから私のブログ連続2千回程度では甘っちょろいと自覚している。この程度に満足せず、まずは連続3千回、理想として1万回は無理としても、せめてその半分の5千回を目指したい。

 さて、お隣のお騒がせ国・北朝鮮が先日今日10日から22日の間に人工衛星(実際は長距離弾道ミサイルと見られている)を打ち上げると公表し、日本を始め周辺各国はその打ち上げに強く反対を唱えつつ、その対応策に追われている。それが打ち上げ予定日に入った今日になって、ミサイルに技術的欠陥が発生したとして、打ち上げは1週間延期され29日まで延びたと朝鮮中央通信が一方的に発表した。毎度のことながら周辺諸国をいらいらさせ迷惑をかけている。いつも北朝鮮に同情的な態度を取る中国も、今度ばかりは日米韓と連携して打ち上げを中止するよう北朝鮮を懸命に説得しているが、子どものような北朝鮮は依怙地になって自らの独断的な主張と立場を繰り返し述べては、聞く耳を持とうとしない。

 日本政府も打ち上げに備えて石垣島へイージス艦を出動させたり、迎撃ミサイルPAC3を配備させたり大童の対応に明け暮れている。北朝鮮の気分次第で緊張状態を強いられる各国こそいい迷惑で堪ったものではない。北朝鮮はいつもながら偉そうなことを言う資格なんてとてもない。

 それにしてもこの機会に、J-ALERT(全国瞬時警報システム)を管理する消防庁の上層組織トップの樽床伸二・総務大臣が、居並ぶ消防庁幹部を前にJ-ALERTの運用を睨み激励の挨拶の最後に「~よろしくお願い致します。ありがとうございます」とスピーチを締めていた。だが、組織のトップが瞬時も目が話せないような緊張を強いられる業務の中で直属の部下にこういう言葉遣いをするのは少々おかしくはないだろうか。優しい(易しい)言葉遣いを誤解しているのではないか。大臣というより、政治家の質も落ちたものである。

2012年12月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com