2041.2012年12月14日(金) 盛り上がってきた衆議院選と都知事選

 旧暦「赤穂浪士討ち入りの日」の今日、朝日と日経朝刊一面に、それぞれ電話によるアンケート調査結果に基づく総選挙の投票者動向を分析していた。両紙とも自民・公明党併せて300議席に迫ると捉えている。与党・民主党は惨敗で60前後と予想されている。いよいよ自民党の政権復帰が濃厚になってきた。こうなると発言が危なっかしいと危惧していた安倍総裁の首相再登板が現実味を帯びてくるわけだが、どうもその言動に加えて健康面が心配である。

 一昨日、大変著名な方から直接伺った話だが、安倍氏に最近会ったところ顔色が悪く、覇気が感じられなかったと仰り、首相に返り咲いても安倍氏の健康が激職に耐えられるだろうかとしきりに心配されていた。5年前健康を理由に中途半端に総理大臣の職を放り出したように、途中で自ら身を退くような醜態を晒す対応だけは2度として欲しくないと仰っていた。

 一方、総選挙と同日に行われる東京都知事選はどうか。自民党の推薦を受けた猪瀬直樹・副知事が同じように他の候補を一歩リードしているようだ。今日午後偶々その猪瀬候補の街頭演説に出くわした。東横線・自由が丘駅前のレストランで高校の友人・大塚武夫氏と昼食を取りながら、激減した中国人旅行客の日本観光を押し上げる企画と対策について話し終わり、店の外へ出ると目の前で街頭演説の準備をしていた。衆議院選東京5区の自民党候補者とのタイアップ演説である。猪瀬候補の前座に3人の都会議員、目黒区会議員、そして79歳の俳優・宍戸錠が街宣カーの上に立ち、猪瀬氏へのヨイショと激励の言葉を述べた後に、猪瀬氏が選挙公約のポイントについて話した。10分程度の演説だったが、簡潔でまあ分かりやすかったのではないかと思う。

 猪瀬氏はしきりに決断と行動が大切であると力説していた。5年半の副知事在任中に、都営地下鉄駅内106箇所の階段のうち、103箇所に高齢者向けエスカレーターを取り付けたとか、震災に備えて都内各所に3日分の食糧備蓄をしたとか、羽田空港国際化を進めた、等々について実績を誇っていた。小泉元首相の下で道路公団改革委員として5年半、暴走老人の石原前知事の下で副知事として5年半務め、2人の変人に仕えたが、変人はブレないと語り、年齢を重ねることは好奇心がそれだけ増えることで大いに結構なことだとも述べていた。

 東京の観光活性化の確実な目玉として「江戸城天守閣復元」を公約に掲げないのかと、近くの運動員に尋ねたところ、直接猪瀬氏に聞いてくれということだった。猪瀬氏は演説後周囲の聴衆と忙しく握手攻めにあって、とても問答をする隙がない。運動員もいくらアルバイトとは言え、少しは彼らが支える候補者の意を汲み取った回答なり、対応を準備して欲しいものだと感じた。

 帰宅するとタイミング良く、親しい「江戸城再建を目指す会」小竹直隆・理事長から封書が届いていた。開けると案の定「江戸城再建」を選挙公約に掲げている、前神奈川県知事・松沢成文氏への投票依頼だった。

 一応衆議院議員と都知事選で投票する候補者は、すでに決めた。

2012年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com