2043.2012年12月16日(日) 選挙に終始した1日

 12日間の公示も終わり、いよいよ総選挙の投票当日となった。幸い昨日の小雨模様と異なり、朝から気持ちの良い快晴である。朝食後しばらくして妻と近くの区立東深沢小へ歩いて出かけた。二人の息子の母校であるが、最近リニューアルして随分立派な建物になった。遊戯施設や体育施設なども大分充実して揃っているようだ。今の子どもは幸せだと思う。好天気のせいか、多くの有権者が校庭内に長く並んでいて投票を済ませるまでに30分もかかった。身体が不自由そうなお年寄りの姿もお見かけしたので、天候が悪かったら投票率も大分下がったのではないかと思った。

 ところが、その投票率が前回に比べて全国的にかなり低いようだ。大分関心を呼んだ選挙だと思っていたが、案外そっぽを向いている有権者が多いということで、これはこれで考えなければ問題だと思う。

 投票所内で5回の投票をするので、狭いスペースの中をジグザグに歩くようなことになる。衆議院議員比例代表、小選挙区、東京都知事選、最高裁裁判官国民審査、東京都議会議員補欠選の5つの投票を済ませた。やはり都民としては地元東京第5区の衆議院選より都知事選に関心がある。

 投票は夜8時に締め切られ、その直後から各テレビ局とも開票速報の特別番組が組まれている。速報の早さは正に驚きである。1%未満の開票で当選確実を打っている。それなりの確信があるのだろうが、どうやってそのような予想を出すのだろうか。どうもその根拠が分り難い。

 時間の経過とともに、当選確実者の名前が次々に発表されていくが、戦前の予想通り野党・自民党が圧倒的な勝利を収めつつある。詳しくは明日の新聞で解説されるだろうからそれを読むことにするが、間違いなく政権交代の流れである。それにしても3年前過半数を取って政権交代を成し遂げた民主党が、かくも惨めな負け方をするとは、想像もできなかった。それだけ有権者の支持を失うような業績しか残せなかったということである。自民党も今度の民主党の惨敗を他山の石として、ゆめゆめ気を緩めることなく山積みの課題に真摯に取り組んで欲しいものである。

 東京都知事選はこれも副知事だった猪瀬直樹氏の圧勝のようだ。自民党への風が猪瀬氏の背にも吹いているようだ。猪瀬氏も大勝に甘んじることなく、都政に精一杯取り組んでもらいたい。

2012年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com