2048.2012年12月21日(金) マヤ暦の地球終末の日は?

 このところ毎日厳しい寒さに閉口である。そのせいだろうか、血圧もやや高い。数年来毎朝晩血圧を測っているが、血圧降下剤を服用しているせいもあって2年ぐらい前から血圧は安定してきた。それがここ数日やや高めなのは、多分寒さのせいではないかと思っている。上の血圧が140を超えることはほとんどなかったのが、ここ2日ほどは140を超えている。あまりいい気分ではない。それでも今日は冬至に当り、これから少しは日も長くなるのかと思うとほっとする。

 さて、マヤ暦によると今日が地球終末の日、つまり人類滅亡の日とされているらしい。古代マヤ人の天文学知識は現代人でも太刀打ちできないほど緻密で精巧なもので、実際現存するマヤ遺跡にはその片鱗がところどころで見られる。私も世界遺産について講義する時、メキシコのチチェイン・イッツァのククルカン神殿を、その階段の石造りの手すりに春分と秋分の日だけ太陽の光の影により蛇が降りてくる幻想的なエピソードをパワーポイントで説明している。あまりにも正確な古代マヤ人の考え出した不思議なカラクリに受講者は皆驚かれる。それだけに、現代のグレゴリー暦とほとんど誤差のないマヤ暦を信じたくなる気持ちが分らないでもない。

 現代では科学的根拠がないとして、否定的な声の方が多いが、実際に今日人類が滅亡するという迷信まがいの話を信じる人も多くいるらしい。果たしてわれわれに明日はあるのか? もしわれわれが明日生きていれば、マヤ暦の地球終末説はあくまで非現実的なものだったということになる。

 昨日元同じ会社のある社員から時間があれば会って話をしたいと電話があった。彼が悩みを抱えているように感じたので、話を聞いてあげることが少しでも気休めになればと思い、急ではあったが今日5時に東横線自由が丘駅前で待ち合わせてイタリアン・レストランに入った。彼から会社の現状を聞き、彼の立場や彼なりの愚痴を聞いて励ましてあげた。退職して来年で10年になるが、度々会社に立ち寄っては元の同僚と気軽に四方山話をしていたので、少しは現状を私なりに理解していたつもりである。だが、上司や社員同士の仕事の協同作業のやり方、社員間のコミュニケーション等については、われわれが働いていた頃とは若干違っているようにも感じた。

 業績も悪くはないが、決して安閑としていられるわけではないようだし、彼なりに自分の立場と仕事に悩んでいるようで、私との話が憂さ晴らしになったとすれば嬉しいことだ。今の時代は会社でまずは目先の仕事に精一杯力を注ぐことであるが、それと同時に人間関係にも目を配らなければいけない。社内に風通しを良くすることも大切だ。直接タッチするわけにいくわけでもないので、せいぜい元同僚の愚痴を聞いてあげて、多少アドバイスをしてあげて少しはストレス解消になれば幸いだと思っている。

 話を聞いていて、われわれの現役時代に比べて社員同士のコミュニケーションに幾分問題があるような気もした。社員同士で本音をもっと話し合えば、ことはもっと分かり合えるようになるのではないかと感じた。どうも社員同士が陰であることないことを喋っては疑心暗鬼に陥っているような感じがしてならない。思い過ごしでなければ良いがと思う。

2012年12月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com