3256.2016年4月12日(火) 原爆投下についてアメリカの立場

 昨日と一昨日の2日間、広島市内で主要7ヶ国(G7)外相会合が開かれた。開催地が原爆投下地の広島だけに、各国とも主題である包括的核実験禁止条約(CTBT)早期発効、及びG7以外の核保有国に核兵器の透明性を求めること以外にそれぞれ思惑があった。日本政府としては原爆投下による核被害の体験を世界にアピールすることと、各国指導者の広島、長崎原爆投下被災地訪問を希望していた。

 G7に核保有国のロシアと中国が参加していないことから、その効果は相当減殺されている。G7国の間でも主題についても理解に幾分差があった。それでも何とかG7広島宣言を採択した。

 そして2日間に問題となっていたのは、原爆を投下したアメリカがこの広島原爆問題にどう向き合うかということだった。7ヶ国外相は平和記念公園を訪れ戦没者慰霊碑に献花し、原爆資料館を訪問して悲惨な広島の姿に心を動かされたようだった。中でもケリー国務長官は、ツィッターを通して「いつか大統領もここに来られることを願っている」と発信したが、アメリカ国民は日本、広島で米大統領が原爆投下を謝罪することに納得していない。原爆投下は終戦を早めたので正しい行動だったと信じているアメリカ人は、特に在郷軍人の間には多い。その点それに反する行動をアメリカの代表者が行うことに強く反対している。

 しかし、広島原爆投下は30万人もの犠牲者を生んだ。これら亡くなった人に謝罪することと戦争終結を早めたこととは別で、謝罪することは、むしろ当然だと思う。これではアメリカ人は、人を何人殺しても自分たちの理があれば、傲慢にもすべては許されるとでも思っているのだろうか。 

 昨日新しいホームページに切り替えたが、まだ不慣れのため自分自身で処理出来ない問題を抱えてしまっている。情けないのは、昨日折角書き上げたブログをHPにアップ出来ないという無様ぶりである。今朝になって漸くおぼろげに手順を思い出し、何とかアップできたという体たらくである。まだまだ完全にマスターするまでに時間がかかりそうだ。

 それでも友人らからはHPを覗いてくれたといくつか連絡をもらった。中でも湘南高戦先々代校長から、トップ・ページの写真をお褒めいただいたのは嬉しいことである。当初は別の写真を採用することを考えた。だが、奇抜で意外な写真、そこに自分自身が入っている冒険家?らしい写真を入れることを考え、チベットのポタラ宮殿前に自分が立っているカットにしてみた。取り敢えず自分でも気に入っている写真だ。

 さて、今日は何年振りかで「酒のペンクラブ」の会合に顔を出した。小中陽太郎さんから勧められたからである。小中さんも元々会員だったが、お辞めになった。私も数年前までは会員だったが、ちょっとしたトラブルで辞めてしまった。会費も安く、好きな日本酒やワインを愛飲する人たちの集まりで、著名な作家だった方のお声がかりで始まった集いだと伺っている。最近私自身は糖尿病を心配して外で飲酒の機会を減らしている。それでも六本木のある著名な歌舞伎役者の親族が経営しているという「比呂」という店で、俳優座劇場の真裏にある。20名も集まって何とも賑やかな飲み会となった。帰りはいつも通り、小中さんと帰って来た。

 随分熱心に酒ペンへの再入会を勧められた。気さくな人たちばかりで楽しいが、やはり1度辞めた会でもあり、あまりエスカレートすると身体にも良くないので、お断りしたところである。

2016年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com