アメリカ・メジャーリーグで活躍していた松井秀喜選手がニューヨークで引退を発表した。今年は本人にとって度重なる怪我のせいもあり、成績は上がらず不本意なシーズンだったろう。7月のシーズン半ばで所属のタンパ・ベイ・レイズから戦力外として契約解除され、他チームからオファーを待っていたが、結局どこからも声がかからず、大リーグ生活10年で終止符を打つことになった。有終の美を飾ったとは言えまいが、メジャー生活10年間を通してまずまず期待されていた通りの成績を収めたのではないかと思う。
1236試合に出場して、1253安打、175本塁打を放ち、打率0.282の成績を挙げ、入団3、4年目には打率3割をクリアしたから立派なものだと思う。とりわけ2009年ヤンキース最後の1年はワールド・チャンピオンになり、自身MVPを獲得したので、ある程度満足だろう。もう一人の花形選手、イチロー選手は、引き続きヤンキースと2年間の契約を結んだので、改めて今後の活躍を期待したいと思う。
日本選手の活躍は野茂投手のデビューをきっかけに、イチロー、松井秀、佐々木、伊良部、松坂、斉藤隆、黒田、ダルビッシュらが続々メジャーへ進んだが、結論から言えば、投手に比べて打者には少々厳しかったようだ。来年も中島内野手がメジャー入りするが、本人が納得できる活躍をされんことを祈るばかりである。
一方、メジャーから日本球界へ出稼ぎに来る選手も増えるばかりである。その中でも出色の選手は今シーズンまでヤンキースで活躍していたアンドリュー・ジョーンズ外野手だと思う。そのジョーンズ選手がつい2、3日前東北楽天と契約直後に傷害事件を引き起こし逮捕されたとのニュースが入ってきた。実際は夫婦喧嘩の末に妻が暴力を振るわれたとして警察へ届け出た、痴話喧嘩に過ぎなかったようで、楽天との契約も破棄には至らず、来年日本にやって来るようだ。
このジョーンズ選手とは、不思議な縁があって2001年5月、二男とアメリカ旅行した時、アトランタで彼が出場したシカゴ・ホワイトソックス戦を観戦した。その当時、地元アトランタ・ブレーブスの人気選手だった、チッパー・ジョーンズ選手と並んで、若きアンドリュー・ジョーンズ選手がダブル・ジョーンズとして期待されていたのだ。成績はどうだったか、憶えていないが、両選手とも地元ファンの熱烈な声援を受けていたように記憶している。観戦の記念に売店で2選手の記念グッズを買った。チッパーのベアー・グッズは2男が結婚とともに持ち出し、今新潟の彼の自宅に置かれている。背に「A.JONES 25」と縫い付けられたアンドリュー・グッズは、わが家にでんと鎮座している。
その息子たち家族3人が今日新潟からやって来た。今日から3泊4日間わが家に逗留する。長男も相変わらず居候しているので、妻はてんてこ舞いで大変だ。早くも昼食と夕食を一緒に取ろうと外食に出かけ、財政緊縮の折大きな散財をした。財布も緩むし、気遣いも並大抵ではない。
年末は慌しいだけではなく、忙しさと気ぜわしさも普段の数倍になる。新年が明けて体調を崩さないよう気をつけなければいけない。
アベノミクスの影響か、東京株式市場では昨日記録した今年の最高値に続いて、本年最後の取引となった今日も日経平均株価は前日比72円20銭高の1万395円を記録し、再び今年の最高値を更新した。この景気回復への足音が夢物語に終わらないことを切望している。