6586.2025年5月25日(日) 故小中陽太郎さんへ御礼と再度のお別れ

 昨年12月に他界された小中陽太郎さんのご近所のお宅へ妻とともに伺い、改めて永久のお別れをしてきた。葬儀には出席したが、春のお彼岸が過ぎたら改めてご挨拶に伺いたいと奥様にお話ししていた。その後不運にも私が体調を崩したので予定を延期して、遅ればせながら今日お邪魔することになった。小中さんは、クリスチャンであるのでどういうお別れの気持ちを伝えたら良いのか分からないので、宗教に関係なく心の中で長年に亘ってお世話になったお礼をお伝えした。何といってもベ平連の小中さんとはベトナム反戦運動でご一緒し、その他にも随分いろいろ教えていただいたり、多くの人をご紹介してもらった。処女出版書「現代海外武者修行のすすめ」の表紙帯に推薦文を書いていただいたり、何度か開いた出版記念会でご挨拶もいただいた。中でも日本ペンクラブの会員になったのは、小中さんに推薦人となっていただいたからである。奥様とも娘さんとも葬儀の時以来お会いしたことになるが、生前の小中さんの思い出話をたっぷりして、心に残るひとときを過ごした。昨日までの天気予報では、この9週間の週末は雨続きで、今日は大分雨が激しいと聞いていたが、幸い曇り空で我が家から小中邸まで歩いて往復した。小中さんともうお話することが出来ないことはとても悔しく残念であるが、気持ちとしてはすっきりした。

 帰ってきたらちょうど大相撲夏場所千秋楽をTV放映していた。すでに一昨日までに優勝を決めていた大関大の里の全勝優勝に関心が集まっていたが、対戦相手の横綱豊昇龍も初場所優勝者であり、容易く勝てる相手ではない。立ち合いは押しと突っ張りで優位だったが、組んでから土俵上に転がされてしまい、全勝優勝はならなかった。それでも大関として2連覇を成し遂げたので、明日以降に横綱に推薦されることになると思う。

 さて、コメの価格高騰が止まらない中で小泉農水相が備蓄米の放出手続きを競争入札から、随意契約に変更し、「5㎏2千円」の店頭価格を目指すとしたが、最近まで米価の低迷に苦しんできた生産者には、このままでは米作りは続けられないとの厳しい声が聞かれる。同時に農協関係者からもその価格で実施できるのか懸念されている。消費者にとっては有難いことであるが、農業関係者の気持ちをどう汲み取ってやれるだろうか。

 国会も各野党のみならず、一部の自民党議員からもスピード感のある小泉ペースに対して、随契によって本当に米価を引き下げ、持続的に予定通り実施できるのか疑問も呈されている。他方で少数与党の事態打開を図る展開に野党も焦っている感じである。果たして小泉農水相が目指すように「5㎏2千円」が実行できるのか、しばし時間の経過を待つしかない。

 ついては、アメリカ国内ばかりでなく世界中に大きな波紋を投じたトランプ大統領ハーバード大学外国人留学生の受け入れ認可を停止したショッキングなニュースは、即日大学側の提訴に対して連邦地裁により一時停止となった。しかし、この政権の措置を巡りベルギー王室ではエリザベート王女の今後の対応に苦慮しているようだ。というのは、現在同大学大学院修士課程1年に在籍中のベルギー・フィリップ国王の王位継承順位1位の王女が2年目の学業継続についてどうすべきか、今後の決定を見守るしかないと考えているからである。当然似たようなケースがこれからいくつも考えられるが、トランプ氏は他人の迷惑や困惑なぞお構いなく、大統領の権限を振り回して気に入らない事柄にお灸をすえているだけのような気がする。更に同じような問題がエスカレートするなら、ウクライナ、ガザ地区と並ぶ第3の戦争、トランプ戦争にならないとも限らない。

2025年5月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com